2023 Fiscal Year Research-status Report
The neighborhood food environment and subsequent Health and Well-being in older people: large-scale empirical study
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23K19765
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
小林 周平 千葉大学, 予防医学センター, 特任研究員 (70982396)
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Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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Keywords | 生鮮食料品店の利用可能性 / 健康・Well-being |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、暮らしているだけで健康・Well-beingなまちを社会実装するためのゼロ次予防の根拠資料を得ることを目標に2つの課題を設定している。①近隣に生鮮食料品店があるまちの高齢者は健康・Well-beingが高いか、②近隣の生鮮食料品店が健康・Well-beingに関連する際の媒介要因はなにかである。課題①では、令和5年度に日本老年学的評価研究(Japan Agency for Gerontological Evaluation Study: JAGES)2013-2016-2019年の3時点縦断データを使用して、アウトカムワイド分析による統計手法で高齢者における生鮮食料品店の利用可能性と健康・Well-beingに関連があることを明らかにした。また、追加分析で使用する地理情報システム(Geographic Information System:GIS)で高齢者から最寄りの生鮮食料品店までの距離をデータ化する作業も概ね完了することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究計画の課題は、①近隣に生鮮食料品店があるまちの高齢者は健康・Well-beingが高いか、②近隣の生鮮食料品店が健康・Well-beingに関連する際の媒介要因はなにかである。①については当初の予定通り解析が完了した。また、追加分析で使用する地理情報システム(Geographic Information System:GIS)で高齢者から最寄りの生鮮食料品店までの距離をデータ化する作業も概ね完了することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究計画の課題は、①近隣に生鮮食料品店があるまちの高齢者は健康・Well-beingが高いか、②近隣の生鮮食料品店が健康・Well-beingに関連する際の媒介要因はなにかである。令和6年度では、課題①で明らかになった成果を国際雑誌へ投稿するために英語論文を準備する。課題②では、課題①で明らかになった成果から因果媒介分析によって生鮮食料品店の利用可能性から健康・Well-beingへの関連を媒介するメカニズムを検証予定である。
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Causes of Carryover |
令和6年度に助成金が残った理由として、地理情報システム(Geographic Information System:GIS)による客観的データの構築作業が年度を跨いでしまい、同データの構築に活用予定だった助成金分を繰り越すこととなった。今年度になり、同データの構築が完了間近となってきたため、計上予定である。
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