2023 Fiscal Year Research-status Report
在宅移行支援における訪問看護師のコンピテンシーの解明
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23K19813
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Research Institution | Niigata University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
岩野 千尋 新潟医療福祉大学, 看護学部, 助教 (30839353)
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Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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Keywords | 訪問看護師 / コンピテンシー / 行動特性 / 在宅移行支援 / 退院移行期 / 在宅移行期 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は在宅移行支援における訪問看護師のコンピテンシーの解明である。 2023年度は以下の内容に取り組んだ。 1.文献検討:国内の文献を中心に訪問看護師が実践する在宅移行支援における役割や課題について整理した。訪問看護師の視点からまとめられたものは、医療的ケア児をはじめ、がんの終末期等の在宅移行支援に関する文献があることを確認した。確認した文献から、療養者および家族の発達段階により、在宅移行支援に関する内容や判断が変化する可能性があることがうかがえた。しかし、在宅移行支援に関して訪問看護師の実践を明らかにした報告は少なく、コンピテンシーの観点から解明する必要があることを再確認した。 2.訪問看護師からの情報収集:文献検討により、療養者および家族の発達段階によって在宅移行支援の内容や判断が異なることを認識したため、小児特化型訪問看護ステーションに勤務する訪問看護師5名に、医療的ケア児の在宅移行支援で実践している内容やその判断について聞き取りを行った。医療的ケア児の在宅移行支援に精通している訪問看護師の語りから、「高齢者の介護であれば家族の負担が軽減されるよう、サービスの導入を積極的に検討するが、医療的ケア児の場合は育児であると考えているため、在宅移行期から保護者が自分たちで考えて調整できるよう関わっている」という内容が複数回聞かれた。このことからも療養者および家族の発達段階を整理したうえで調査を進める必要性があることを認識した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度は熟練訪問看護師が実践する在宅移行支援に関して、インタビューによる調査を計画していた。しかし、文献検討によって訪問看護師が実践する在宅移行支援の整理と小児特化型訪問看護ステーションに勤務する訪問看護師5名からの医療的ケア児の在宅移行支援に関する情報収集までの実施となった。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は倫理審査の申請および在宅移行支援に精通している訪問看護師10名のインタビュー調査を実施する。インタビューを終え次第、順次分析を開始する予定である。
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Causes of Carryover |
2023年度に計画していたインタビュー調査が実施できていないため、2024年度に実施する。
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