2023 Fiscal Year Research-status Report
日本人の食事摂取基準2020年版(たんぱく質)のフレイル予防活用に向けた地域疫学研究
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23K19914
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
五味 達之祐 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (80981802)
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Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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Keywords | 地域在住高齢者 / 日本人の食事摂取基準 / たんぱく質摂取 / フレイル / コホート研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
地域在住高齢者における「日本人の食事摂取基準2020年版」のたんぱく質摂取目標量の遵守状況に関する記述疫学統計に使用する、2021年の調査済みデータについて、解析用データセットの作成が完了した。また、研究計画に従い、2023年10月に調査を実施し、587名の実測データを取得した。本調査データについて、蓄積されている縦断データベースとの連結作業が完了した。データ解析を行うためのデータ取得及び整備を含め準備が整った状況である。 今後、研究計画に従い、「日本人の食事摂取基準2020年版」のたんぱく質摂取目標量に照らした、たんぱく質摂取状況の記述疫学統計を実施していく。また、新規に実施した調査結果と連結した縦断データセットを用いて、2015年時点のデータをベースラインとし、たんぱく質目標量の摂取(遵守)状況のフレイル及びフレイルのリスク要因への影響を多変量解析を用いて明らかにしていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
地域在住高齢者における日本人の食事摂取基準2020年版のたんぱく質摂取目標量の遵守状況に関する記述疫学統計に使用する2021年の調査済みデータについて、解析用データセットの作成が完了した。また、研究計画に従い、2023年10月に調査を実施し、587名の実測データを取得した。本調査データについて、蓄積されている2015年をベースラインとする縦断データベースとの連結作業が完了した。データ解析を行うためのデータ取得及び整備を含め準備が整った状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、研究計画に従い、日本人の食事摂取基準のたんぱく質目標量に照らした、たんぱく質摂取状況の記述疫学統計を実施していく。また、2023年10月に実施した調査結果の連結が完了している縦断データセットを用いて、2015年時点のデータをベースラインとし、日本人の食事摂取基準のたんぱく質目標量の摂取(遵守)状況のフレイル及びフレイルのリスク要因への影響を多変量解析を用いて明らかにしていく。
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Causes of Carryover |
調査の実施における経費が予算を下回ったこと及び学会参加による旅費に係る経費が予算を下回ったことから、次年度使用額が生じた。次年度には、詳細なデータ解析を行う他、解析完了後の本研究結果の質の高いアウトプット(学会発表、論文発表、研究成果広報誌等)に係る支出として使用を計画している。
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