2023 Fiscal Year Research-status Report
手術応用に向けた「ながら」操作を実現する入力インタフェースの開発
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23K20000
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
御手洗 彰 京都大学, 医学研究科, 助教 (00979552)
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Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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Keywords | 表面筋電図計測 / ロボット支援下手術 / 「ながら」操作 |
Outline of Annual Research Achievements |
「ながら」操作を実現するための筋電入力インタフェースの検討を実施した.具体的には,入力インタフェースの要件を検討し,筋電位計測装置を設計・開発した.部品の選定を行いプロトタイプを作成した.動作確認まで完了している.実験環境としてロボット支援下手術を想定し,当手術で用いられるダヴィンチのシミュレータを用いた予備的検証を実施した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は,入力インタフェースの検討・設計開発を行い,プロトタイプを作成した.また,実験環境を選定し,予備的な検証まで行った.本研究が目指す「ながら」操作を実現する入力インタフェースの開発に向けて,おおむね順調に進展していると思われる.
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Strategy for Future Research Activity |
開発した入力インタフェースを用いて外科医をユーザとしたインタフェースの評価実験を実施する予定である.「ながら」操作の使用感について,外科医からフィードバックを受け,インタフェースの改良を行い,術中の情報端末操作の改善を検討する.
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Causes of Carryover |
入力インタフェースの開発費用を当初より節約できたため,次年度使用額が生じた.次年度に使用する金額は入力インタフェース改良の設計・開発費用,開発に関わる打ち合わせへの出張費用,会議参加費用としての使用を計画している.
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