2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of a EEG connectivity feedback system for human intention reasoning
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23K20008
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
藤原 正幸 九州工業大学, 大学院生命体工学研究科, 研究職員 (50982203)
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Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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Keywords | EEG / 脳波 / ニューロフィードバック |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,意図推論時を対象とする結合脳波フィードバックシステムの開発を通じて,意図理解の成否の要因を操作的に検証することを目的とする. 本年度後半では,既存の新しいニューロフィードバック法に関する手法や拡張性についてサーベイや実装を行なった.具体的には,オンラインかつ高精度に時間周波数パワーを推定する手法を実装し検討ができた.また様々なオンライン解析手法を比較・検討する論文から,それらの強み・弱みについて理解・検討することもできた.これらの手法や拡張について,本研究で対象とするニューロフィードバックに導入していくことで,新規かつ高精度なニューロフィードバック手法を開発することが期待できる. 今後は,脳波計測デバイスを導入し,実際にオンライン計測された意図理解時のデータに対して,脳部位間の実効的結合性を分析した結果と目標状態の脳ネットワーク間の類似度を算出し,結合脳波フィードバックを行うシステムを開発し検証を進める.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
所属機関の変更や円安などの複数の要因により,当初の計画の計測機材の購入などがやや難しくなったため,来年度に購入する計画に変更した.そこで今年度後半では,脳波をオンラインで解析処理するための最先端かつ高精度な手法について,論文サーベイやプログラムによる実装を行うこととした.これらのことから,研究計画の遅延がやや発生している.
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は前年度の予算と合算して計測機材の購入を行い,前年度に行った論文サーベイやプログラムによる実装を組み合わせることで,オンラインで高精度に解析処理をするシステムを構築する見込みである.
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Causes of Carryover |
所属機関の変更と円安などの複数の要因により,来年度に予算を合算することで,脳波即適材を購入することとしたため.
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