2022 Fiscal Year Annual Research Report
地域におけるオペラ上演・劇場運営についての日独英の比較研究
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20H01215
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
江藤 光紀 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (10348451)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
城多 努 広島市立大学, 国際学部, 准教授 (30423966)
石田 麻子 昭和音楽大学, オペラ研究所, 教授 (50367398)
辻 英史 法政大学, 人間環境学部, 教授 (80422369)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 劇場 / オペラ / 国際比較 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度はまだコロナの影響が強く残っており、海外調査についても思うように進まなかったので、期間を翌年まで延長して研究を行った。その成果については23年度のほうに合わせて掲載してあるので、ここでは2022年度の成果として、主に当研究グループがモデルとして提示してきた「劇場圏」という概念について関係各所に紹介することに注力したので、そうしたテーマに関連した発表などについて記述する。 その一番大きなものは2022年9月4日に第14回夏の日本音楽マネジメント学会で行ったシンポジウム「『劇場圏』とは何か」で、これは石田をモデレーターに、江藤、城多、辻が登壇したもので、研究グループのメンバーそれぞれが自らの担当部門について発表しながら、「劇場圏」という概念を描き出した。 劇場圏とは劇場が政治/行政、芸術市場、地域社会というアクターに働きかけながら、公共圏に文化的な価値を作り出していくモデルだが、これをマネジメントという観点から捉えなおしたのが、2023年3月26日の日本音楽芸術マネジメント学会で城多と石田が発表した「劇場圏経営マネジメント試論」である。 他に石田はオペラ制作の国際比較という点で日韓のエピソードを記録した「ルーツは韓国にあり~『世宗カメラータ』とは」を、また辻は音楽文化と政治の関係を論じた田崎直美『抵抗と適応のポリトナリテ―ナチス占領下のフランス音楽』についての書評を執筆した。また江藤は鹿児島県のオペラ制作についての調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
依然としてコロナの影響が残っており、関係機関への調査が十全に行えなかったため、調査期間を一年延長して必要な調査を行った。そのため「やや遅れている」としたが、現時点においては2022年の研究内容はすでに終了している。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度の計画分は遅れた分も含め23年度に終了している。24年度は研究期間最終年度に当たるので、残りの調査・研究を行いつつ、取りまとめに入っていく。
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Research Products
(5 results)