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2022 Fiscal Year Annual Research Report

How can we support Japanese learners who want to use Japanese on various devices?

Research Project

Project/Area Number 20H01276
Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

小林 ミナ  早稲田大学, 国際学術院(日本語教育研究科), 教授 (70252286)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 舩橋 瑞貴  日本大学, 国際関係学部, 准教授 (20533475)
副田 恵理子  藤女子大学, 文学部, 教授 (90433416)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2025-03-31
Keywords打つ/書くスキル / LINE / 電子メール / 日本語入力 / 四技能 / オンライン教材
Outline of Annual Research Achievements

2023年度は,コロナ禍の影響により当初の研究計画を修正,変更し,次の3つの調査を行った。
【入力調査】においては,初級レベルの日本語学習者が入力した日本語文章(メールなど)を収集,分析し,入力の困難点の傾向を把握した。また,スマートフォンをはじめとする各種デバイスに搭載されているFEPの発展,具体的には予測変換機能の開発を視野に入れつつ,自習が可能な日本語教材の試作および試用を行った。
【メール調査】【LINE調査】「新機器の普及」(総務省情報通信政策研究所,2023),「業務でのLINE利用の増加」(2020 総務省)といった調査結果を踏まえ,両者を区別するのではなく,「言語行動の実態」および「使用された日本語」という2つの観点から調査,分析を行った。「言語行動の実態」については,母語話者80名・非母語話者60名を対象に,日本語を用いてどのような「書く/打つ」言語行動を行っているかを調査した。本研究グループでは,2017/18年にも同様の実態調査を行っており,その結果と比較検討することにより,Instagram利用率の上昇,相手と目的による媒体や端末の使い分け,相手との親疎関係や状況の公私に応じたソフトやアプリの選択などの新たな傾向が見られ,「書く/打つ」言語行動の多様化・複雑化が示唆された。「使用された日本語」については,母語話者が作成したメールまたはメッセージを120件収集し,そこで使用される日本語表現,文章構造などがどのように異なるかを明らかにした。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

コロナ禍によってオンラインコミュニケーション場面が増加と拡大し,それに対する社会の容認度などは,研究計画を作成した2019年からは大きく変化し
た。しかし,それを踏まえた上で,研究計画を修正しながら,調査,分析を続け,日本語学習者が「書ける/打てる」ようになることを目指す日本語教材を作成
するための基礎研究として必要な知見が得られていると判断したたため。

Strategy for Future Research Activity

今回の研究期間にあっては,コロナ禍という想定外のできごとがあり,研究計画の修正,変更を余儀なくされた。いま現在は,国内外の情勢が落ちついて来たこともあり,コロナ禍以降のオンラインコミュニケーションを前提として調査,研究を進める予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 具体的な状況を踏まえたライティング教材作成―推薦状依頼メールに求められる内容・表現の分析から―2023

    • Author(s)
      副田恵理子・藤田百子・千石昂
    • Organizer
      2023年度日本語教育学会支部集会

URL: 

Published: 2024-12-25  

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