2023 Fiscal Year Annual Research Report
前2千年紀ハブール川流域の歴史と文化:テル・タバン文書(前13~11世紀)の研究
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20H01321
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
柴田 大輔 筑波大学, 人文社会系, 教授 (40553293)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 重郎 筑波大学, 人文社会系, 教授 (30323223)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 楔形文字 / アッカド語 / シュメール語 / アッシリア / バビロニア / メソポタミア / 西アジア |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年6月につくば市で開催された国際会議においてメソポタミア都市の守護神に関する講演を行った。2023年7月にはオランダのライデンで開催された国際アッシリア学会において、テル・タバン記念碑文に関する発表を行った。2023年11月には、ミュンヘン大学のKaren Radner氏、Jamie Novotony氏らとメソポタミア王碑文に関する国際会議を研究拠点形成事業と共同でオーガナイズし、京都の同志社大学において開催した。この会議において柴田はテル・タバンレンガ碑文に関する発表を行った。ほか、2022年度にパリの国際会議で口頭発表したアッシリア王女に関する研究を改訂して論文にまとめ、寄稿し、受理された(2024年度にベルギーの学術出版社Brepolsから出版予定)。2023年4月には、柴田も紀元前11ー9世紀アッシリアのチャプター(合計96頁)を執筆したThe Oxford History of the Ancient Near East第四巻がOxford University Pressから出版された。2023年12月には、柴田と山田も寄稿した『岩波講座世界歴史第2巻』が出版された。2024年1月には、ドイツの学術出版社Harrassowitzからハイデルベルク大学Stefan M. Maul教授の献呈論集が出版された。この献呈論集には、「マリの国」の領主アッシュル・ケタ・レシル2世の治世に行われた国土防衛政策、そして、その歴史的背景となったアッシリア王ティグラトピレセル1世治世におけるアラム人の侵略について包括的に研究した論文を寄稿した。2023年9月にはドイツのミュンヘン大学においてアッシリアに関する長期の資料調査と共同研究を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
渡航の制限がなくなり、海外における調査、国際共同研究を実施できた。
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Strategy for Future Research Activity |
海外における調査と研究に重点をおき、特にミュンヘン大学との共同研究を推進する。
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Research Products
(16 results)