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2021 Fiscal Year Annual Research Report

Empirical Research on Corporate Entrepreneurship

Research Project

Project/Area Number 20H01540
Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionHosei University

Principal Investigator

米倉 誠一郎  法政大学, イノベーション・マネジメント研究科, 教授 (00158528)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野間 幹晴  一橋大学, 大学院経営管理研究科, 教授 (80347286)
清水 洋  早稲田大学, 商学学術院, 教授 (90530080)
星野 雄介  武蔵野大学, 経営学部, 准教授 (90635682)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2025-03-31
Keywordsイノベーション / アントレプレナーシップ / 経営資源の組み替え / シリコンバレー / コーポレート・ベンチャーキャピタル
Outline of Annual Research Achievements

本研究プロジェクトは、日米のアントレプレナーシップについての実証的な分析を行うものである。より具体的には、1950年代から2010年代の日米の新興市場を含めた上場企業を分析対象として、ビジネス機会の追及に必要な経営資源の組み換えの柔軟性を測定し、長期の時系列の実証研究を行う。高い水準のアントレプレナーシップを可能にする組織的な特徴を量的、質的の両面から分析を行っていく。
新型コロナの流行が続いており、質的な調査や学会発表、さらには対面による議論やフィードバック獲得には2021年度も大きな制限があった。しかし、量的な調査のための日米企業のデータベースの構築はほぼ完了した。これが2021年度の大きな進捗の1つである。このデータベースを用いて、経営資源の組み換えの実証的な研究を進めることができるようになった。実際に、2021年度12月からは中間的な研究成果をワーキングペーパーとしてまとめ始めている。質的な調査については、日本企業におけるイノベーションという言説の広がりについての中間的な成果を論文として出版した。また、企業の四半期財務情報の開示は短期志向をもたらすのかについての分析などについても論文としてまとめた。また、シリコンバレーにおける日本企業のCVC 活動の実態を調査することができた。さらには、本研究プロジェクトの成果の一部を反映させた書籍が2022年度に出版予定である。このように2021年度は本研究プロジェクトの量的な研究については着実に進められている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

1: Research has progressed more than it was originally planned.

Reason

新型コロナの影響下、質的な調査や学会発表、さらには対面による議論やフィードバック獲得には2021年度も大きな制限があったが、量的な調査のための日米企業のデータベースの構築はほぼ完了した。これが2021年度の大きな進捗の1つである。このデータベースを用いて、経営資源の組み換えの実証的な研究を進めることができるようになった。実際に、2021年度12月からは中間的な研究成果をワーキングペーパーとしてまとめ始めている。質的な調査については、日本企業におけるイノベーションという言説の広がりについての中間的な成果を論文として出版した。また、企業の四半期財務情報の開示は短期志向をもたらすのかについての分析などについても論文としてまとめた。また、シリコンバレーにおける日本企業のCVC 活動の実態を調査することができた。

Strategy for Future Research Activity

2022年度は、2021年度に構築した上場企業のデータベースを用いて、経営資源の組み換えの流動性の測定と実証研究を進めていく。2022年7月に開催予定のInternational Schumpeter Societyの国際会議において中間的な成果を発表して、フィードバックを得る計画である。フィードバックを反映させ、2022年度中には論文としてまとめ、投稿する計画である。また、2021年度には、「日米の上場企業だけでなく、長期的にデータがとれるヨーロッパ企業についての分析を進めてはどうか」というフィードバックを得た。そのため、新型コロナウィルス感染症の動向次第ではあるが、質的な調査に極めて大きな制限がかかる場合には、ヨーロッパ企業についての実証分析を加える計画である。
質的な調査については、感染症の動向にもよるが、少しずつインタビュー調査を開始していく計画である。また、シリコンバレーにおける日本企業のCVC活動やイノベーション獲得については今後とも質的調査を続けていく予定である。

  • Research Products

    (8 results)

All 2022 2021

All Journal Article (7 results) Book (1 results)

  • [Journal Article] 「科研費研究課題におけるイノベーションに言及した研究の動向―テキストマイニングによるパイロットスタディ―」2022

    • Author(s)
      平尾毅・星野雄介
    • Journal Title

      『京都橘大学研究紀要』

      Volume: 48 Pages: 115-132

  • [Journal Article] 「多様性とスピードを加速する「CVC4.0」」2021

    • Author(s)
      米倉誠一郎/アニス・ウッザマン
    • Journal Title

      一橋ビジネスレビュー

      Volume: 69-3 Pages: 104-121

  • [Journal Article] 「外国人起業家から見た創業環境としての日本」2021

    • Author(s)
      軽部大・橘樹・米倉誠一郎
    • Journal Title

      一橋ビジネスレビュー

      Volume: 69-4 Pages: 32-47

  • [Journal Article] 「日本企業における「イノベーションという言葉」の普及―有価証券報告書のマイニングを通じて―」2021

    • Author(s)
      星野雄介・平尾毅
    • Journal Title

      『武蔵野大学 経営研究所紀要』

      Volume: 4 Pages: 115-142

  • [Journal Article] 「長期の財務比率からみる地方銀行の実態と展望」2021

    • Author(s)
      野間幹晴
    • Journal Title

      『金融・資本市場リサーチ』

      Volume: 2 Pages: 57-67

  • [Journal Article] 「 四半期財務情報の開示は短期志向の原因か? 」2021

    • Author(s)
      関口智和・野間幹晴
    • Journal Title

      『金融・資本市場リサーチ』

      Volume: 4 Pages: 141-152

  • [Journal Article] 「経営者予想と精度とのれんの減損損失」2021

    • Author(s)
      奈良沙織・野間幹晴
    • Journal Title

      『明大商学論叢』

      Volume: 104 Pages: 81-93

  • [Book] 『シリコンバレーは日本企業を求めている』2021

    • Author(s)
      アニス・ウッザマン・米倉誠一郎
    • Total Pages
      293
    • Publisher
      ダイヤモンド社
    • ISBN
      978-4-478-11342-4

URL: 

Published: 2022-12-28  

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