2021 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20H01584
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
上田 路子 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (50791357)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
FAHEY ROBERT・ANDREW 早稲田大学, 政治経済学術院, 研究助手 (10844516)
松林 哲也 大阪大学, 国際公共政策研究科, 教授 (40721949)
渡辺 耕平 早稲田大学, 高等研究所, その他(招聘研究員) (50832466)
末木 新 和光大学, 現代人間学部, 教授 (80637439)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 自殺 / メディア / メンタルヘルス / サーベイ調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナ感染症の拡大を受けて、20年度に人々の自殺リスクの測定を目的としたサーベイ調査を2020年4月から2021年2月まで毎月計11回実施したが、21年度はこれら調査の結果を学術論文として発表した。特に、2020年に自殺者数が急増したが、その背景として著名人の自殺に関する報道がある可能性について検討をした。また、それ以外の自殺の要因として孤独感にも注目し、孤独感と自殺念慮、そしてメンタルヘルスの関係について分析を進めた。さらに、ツイッターの投稿内容から人々の精神状態の測定を試みた。これによって、著名人の自殺が報道された後に人々の精神状態がどのように変化するかが明らかになると期待される。21年度は手法の改善を主に行い、結果成果は22年度に論文として発表予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
SNS上の発言の分析は順調に進んだが、新聞の内容分析まで手が回らなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
22年度はツイッターの内容分析をさらに進め、特にもともと状態が悪かったユーザーが著名人の自殺報道にどのように反応をしたかを明らかにする。新聞については記事の収集は完了しているため、内容の分析を進める。コロナ下での自殺リスク(特に女性)は依然として高いことが見込まれるため、引き続きリスク要因の解明にも努める。
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Research Products
(11 results)