2020 Fiscal Year Annual Research Report
観光振興を考慮した都市の持続的発展を表現する概念モデルの構築
Project/Area Number |
20H02328
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
十代田 朗 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 准教授 (70226710)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 隆之 香川大学, 経済学部, 准教授 (30447552)
津々見 崇 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 助教 (40323828)
佐野 浩祥 東洋大学, 国際観光学部, 教授 (50449310)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 地方都市 / 中心市街地 / 都市観光 / コンパクトシティ |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、我が国の地方都市における都市政策及び観光政策の連携に関する概括的分析が主題である。 そこで、まず、地方都市(首都圏、名古屋圏、関西圏を除く地方圏における県庁所在市 や人口が 概ね30万人以上である地方中核都市。および地方圏における人口が概ね30万人未満である地方中心・中小都市)を対象に、これまで策定されてきた「中心市街地活性化計画」 を過去に遡り収集した。 さらに、その記述分析から観光政策の位置付けを把握し、その時々の都市的状況(人口構造、産業構造、商業構成など)との関係を概括的に分析考察した。 また、同時並行的に、次年度以降の調査対象地を選定するため、主に国内で都市政策と観光政策が連携していると推測される都市を対象に、その発展過程を概観し、研究対象地を絞り込みための資料収集を行った。その結果、計16都市を翌年度の対象とすることとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現在、調査対象の16都市の基礎調査としての文献資料分析が終わった状況である。経費を繰越したことからもわかるように、コロナ禍のため進捗は遅れている。今年度は、コロナ禍の様子を見ながらであるが、現地に赴き、都市の空間的、景観的状況を把握すると共に、観光事業やまちづくりに関わる行政等の担当者関係者へのインタビュー調査を予定している。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍が収まらない場合は、オンラインでのインタビューの実施や地方新聞の収集などにより情報を集めていきたいと考えている。
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