• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2020 Fiscal Year Annual Research Report

大韓民国における植民地遺構の選定理論と保存・復元に関する研究

Research Project

Project/Area Number 20H02342
Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionKobe Women's University

Principal Investigator

砂本 文彦  神戸女子大学, 家政学部, 教授 (70299379)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2025-03-31
Keywords大韓民国 / 植民地 / 遺構 / 保存 / 復元
Outline of Annual Research Achievements

大韓民国における植民地遺構の選定理論と保存・復元に関する調査研究を進めるに当たり、まず、韓国に於いてはまちづくりや地域再生の観点から植民地時代の建築遺構などが保存される例があることから、その概略調査のための資料収集や文献調査を行った。保存に当たっては保存方法や利用状況において様々な類例があると同時に、そもそもの植民地時代の建築類型や存する地域状況も異なることから、現況に係る調査と並行して植民地時代の状況に係る分析を進めた。
前者についてはソウル特別市中心部に係る事例調査、ならびに地方都市における街づくりに関連した取り組みについて資料分析を進めた。また後者については2020年度中に査読付き論文として執筆して2021年度中に投稿したものが2022年10月に掲載され(『日本建築学会技術報告集』)、本研究において欠くことのできない植民地時代住宅建築状況の都市景観的な復元考察を行った。
また2020年度より自由な調査活動に制限があったものの2022年度夏にかけて収集していた資料群のデジタル化を補助者を用いて実施した。これらの分析作業を進めるなかで韓国文化財庁における植民地遺構などを対象とした地域登録制度が運用されていて、しだいにまちづくりの手法としても成果を上げていることから、本研究の視点にそったこれらの現地調査に向けての準備を進めた。
さらに韓国の研究者との研究情報交換も進め、現地調査に於ける協力を得るなどして、研究計画の具体化を急いでいる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

コロナ感染症拡大の影響にて2020年度、2021年度の計画(主に現地での調査)が予定通り進まなかったが2022年秋から本格的に現地調査を再開をした。だが、研究計画全体としてはやや遅れている。

Strategy for Future Research Activity

2022年秋から現地での調査活動を再開できていることから、今後はコロナ感染症拡大期間中の遅れを取り戻すべく精力的に研究活動を進めて行きたい。予算執行上では翌債や事故繰り越しがあり当初の予算執行ができなかった計画があったが、それを上回る資料のデジタル化が進んでいることから、今後は効率的な調査活動が行える見込みである。

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] 日本統治期朝鮮四大都市に存した貸家に関する研究2022

    • Author(s)
      砂本文彦
    • Journal Title

      日本建築学会技術報告集

      Volume: 28巻70号 Pages: 1584-1589

    • DOI

      10.3130/aijt.28.1584

    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2023-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi