2020 Fiscal Year Annual Research Report
Behavioral manipulation via regulation of gustatory gene expression in Nesidiocoris tenuis
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20H02992
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | National Agriculture and Food Research Organization |
Principal Investigator |
上原 拓也 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, 研究員 (80756023)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
霜田 政美 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, 主席研究員 (80344000)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 食性 / 寄主選択 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、雑食性の捕食天敵昆虫タバコカスミカメの味覚受容体遺伝子を探索し、RNA干渉法によりこれらの遺伝子の発現を抑制する。発現を抑制した個体を用 いて摂食行動試験を行うことで食性を決定する遺伝子を明らかにする。
2020年度は、タバコカスミカメと近縁の植食性カスミカメのRNA-seqデータを取得し、データ解析を行う予定であったが、新型コロナウィルス感染症の拡大に伴う、研究停止・出張停止、流通の遅延により、研究の開始が大幅に遅れた。秋以降から、サンプリングを開始し、RNA抽出、RNAシークエンス、データ解析を行った。具体的には、タバコカスミカメと近縁の植食性カスミカメ2種のデータを新規に取得し、それぞれの種でde novo assembleして、contig配列を得た。また、公共データベース上に収録される植食性カスミカメ3種についても同様に配列を得た。今後、この配列データをさらに解析し、摂食行動を制御していると考えられる遺伝子を探索する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症の感染拡大による研究停止・出張停止、流通の遅延に伴って、研究の進展が大幅に遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルス感染症の感染拡大による出勤停止等にも対応できるよう、データ解析についてはリモートでの解析環境を整備し、今後の研究の遅れを最小限にする。
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Research Products
(1 results)