2023 Fiscal Year Annual Research Report
アデノ随伴ウイルスベクター基盤技術開発と脳神経疾患に対する遺伝子細胞療法
Project/Area Number |
20H03788
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岡田 尚巳 東京大学, 医科学研究所, 教授 (00326828)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 遺伝子細胞治療 / 脳神経疾患 / AAV |
Outline of Annual Research Achievements |
AAVベクターと間葉系細胞MSCを用いた遺伝子細胞治療の実用化推進に向け、ベクター関連基盤技術の開発や間葉系細胞炎症制御機能の解析を推進した。様々な難治性脳神経疾患において分子病態と臨床情報との繋がりが解明され、遺伝子編集や幹細胞を応用した遺伝子細胞治療の可能性が期待されているが、遺伝子送達担体や組織標的技術に関しさらなる技術革新が求められている。我々は、神経筋組織で治療タンパク質を効果的に補充するためのベクター関連技術、MSCを応用した脳虚血再灌流障害に対する炎症制御療法、悪性神経膠腫に対する標的化遺伝子増幅療法を開発してきた。これらをさらに発展させ、脳虚血再灌流障害や悪性神経膠種に対する新規治療法の開発を推進するため、治療遺伝子の送達や細胞プラットフォームに関連する基盤技術の開発と改良が求められる。本研究では、独自のベクターゲノム設計、ベクター製造・精製、幹細胞解析に関する技術を統合し、難治性脳神経疾患に対する遺伝子細胞療法の医療実装に向けた技術革新を推進することを目的とした。組織幹細胞を応用した脳虚血再灌流障害の治療では、細胞投与時に細胞に伴って循環する分泌小胞の機能が重要であり、移植細胞の長期生存は安全性の観点でも不要である。細胞の遺伝子修飾においては染色体挿入は必須ではなく、染色体挿入を伴うレンチウイルスベクターよりも安全性が高いAAVベクターが有用と考えられた。次世代のAAVベクターとMSCを用いた遺伝子細胞治療の開発に向け、ベクター関連技術の開発を推進すると同時に、MSCの特徴を解析し炎症制御に重要な機能を検証した。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] LONRF2 is a protein quality control ubiquitin ligase whose deficiency causes late-onset neurological deficits2023
Author(s)
Li D, Johmura Y, Morimoto S, Doi M, Nakanishi K, Ozawa M, Tsunekawa Y, Inoue-Yamauchi A, Naruse H, Matsukawa T, Takeshita Y, Suzuki N, Aoki M, Nishiyama A, Zeng X, Konishi C, Suzuki N, Nishiyama A, Harris AS, Morita M, Yamaguchi K, Furukawa Y, Nakai K, Tsuji S, Yamazaki S, Yamanashi Y, Shimada S, Okada T, et al
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Journal Title
Nature Aging
Volume: 3
Pages: 1001~1019
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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