2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of personalized soft tissue sarcoma therapies through the integrated genomic analysis
Project/Area Number |
20H03812
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | National Cancer Center Japan |
Principal Investigator |
中谷 文彦 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医長 (00535320)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
角田 達彦 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10273468)
田仲 和宏 大分大学, 医学部, 教授 (10274458)
平田 真 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医長 (50401071)
松田 浩一 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (90401257)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 悪性軟部腫瘍 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は高悪性度軟部肉腫の治療成績を向上させることを最終目的とし、統一したプロトコール治療を行った高悪性度軟部肉腫患者の臨床検体を用い、各種遺伝子変異解析、遺伝子発現解析を行う。日本臨床腫瘍グループ(JCOG)データセンターに蓄積された治療効果や有害事象発生に関する臨床情報と組み合わせる事によって、個別化治療に用いることが可能な遺伝子変異や遺伝子発現変化を同定することを目的とする。本研究を遂行するために、本年度は、各施設で承認された「JCOGーBBJ(Biobank Japan)連携バイオバンク実施計画書」あるいは「高悪性度軟部肉腫における予後予測因子および補助化学療法の治療効果予測因子となる遺伝子変異の探索的研究計画書」に基づき、担当医から適切かつ十分な説明を受け、本人あるいは代諾者の自由意志にもとづいてインフォームドコンセントが得られた試料(腫瘍ホルマリン固定サンプル、正常血液または正常組織ホルマリン固定サンプル)を各JCOG参加施設から収集し、解析を行う予定であったが、コロナウイルス感染パンデミックなどで各施設からの検体収集が滞りまとまった数の解析が困難であった。結果として本年度は検体収集および本研究の概要についての学会発表ならびに研究システム構築を行った結果2022年度末までに予定通りの解析が可能となった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
各施設で承認された「JCOGーBBJ(Biobank Japan)連携バイオバンク実施計画書」あるいは「高悪性度軟部肉腫における予後予測因子および補助化学療法の治療効果予測因子となる遺伝子変異の探索的研究計画書」に基づき、担当医から適切かつ十分な説明を受け、本人あるいは代諾者の自由意志にもとづいてインフォームドコンセントが得られた試料(腫瘍ホルマリン固定サンプル、正常血液または正常組織ホルマリン固定サンプル)を各JCOG参加施設から収集し、解析を行う予定であったが、コロナウイルス感染パンデミックなどで各施設からの検体収集が滞りまとまった数の解析が困難であったが、検体収集および本研究の概要についての学会発表ならびに研究システム構築を行った結果2022年度末までに予定通りの解析が可能となった。
|
Strategy for Future Research Activity |
各学会や班会議などで本研究の概要や方法について繰り返し説明を行うことによって、更に検体収集を行い解析を進める予定である。
|