2021 Fiscal Year Annual Research Report
VR学習システムを活用した看護技術教育プログラムの開発と評価
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20H03963
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
林 静子 富山県立大学, 看護学部, 准教授 (30346019)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 倫子 石川県立看護大学, 看護学部, 准教授 (80539172)
丸岡 直子 石川県立看護大学, 看護学部, 特任教授 (10336597)
任 和子 京都大学, 医学研究科, 教授 (40243084)
後藤 彰彦 大阪産業大学, デザイン工学部, 教授 (50257888)
唐山 英明 富山県立大学, 工学部, 教授 (00401323)
林 篤司 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農業ロボティクス研究センター, 特別研究員 (60777895)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 看護教育 / 看護技術 / バーチャルリアリティ / 視線計測 / 教育モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
COVID-19の感染拡大に伴い直接対面による演習や病院での実習以外の教育方法の検討が必要となり、その一つとしてVR/ARを活用した教材開発が注目されている。 本研究は、臨床現場で経験することが難しい場面や対象者に侵襲を伴う看護技術を学ぶためのVR学習システムを活用した教材を作成しルーブリックによるパフォーマンス評価を行い看護技術教育における新たな教育プログラムの開発につなげることを目的としている。 今年度は、AR機器を活用した教材開発に向けて、研究メンバーとの検討や、VR/AR機器の活用に向けて学会やワークショップへ参加、文献検討により情報収集に努めた。 AR教材は、実在する状況にバーチャル情報を重ねることができるため、看護場面の観察時にバーチャル画面を提示した情報支援ができるようなアプリソフトを購入し、教材作成に向けた検討を行った。また、エキスパートの目線や動きをバーチャルで示すことが出来るアプリソフトを購入し活用した教材作成に向けた検討を行った。 AR機器で使用できるアプリソフトの活用によって、看護場面から目を離さずに情報や必要な知識を提供することが出来、さらにエキスパートの目線や動きを実際に観察している状況にバーチャルで示し観察点や動き方のヒントを提示が出来るため、教育効果の向上につながる可能性があることを確認した。 VR/AR機器を活用した教材の教育効果の評価を、被験者へのインタビューをもとにルーブリックを活用したパフォーマンス評価により行う検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍のため、本務である学生への教育・実習についてあらたな教育方法の検討や実習計画の見直しに時間を費やし、予定していたエフォートを費やすことが出来なかった。そのため、研究計画の見直しが必要となり、実施に向けた時間をとることが難しかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度は、AR機器の活用による遠隔支援ができる教材とエキスパート技術体験が可能な教材作成を行い、妥当性の検討を行う。また、AR機器の活用を行っている、他分野で実施している工業内での研修・遠隔支援方法の調査や見学を行う計画を追加する。
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