2020 Fiscal Year Annual Research Report
社会実装型コペアレンティング促進プログラムの育児と子どもの成長発達への効果検証
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20H03993
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
中村 康香 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (10332941)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武石 陽子 東北大学, 医学系研究科, 助教 (00586505)
吉田 美香子 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (40382957)
吉沢 豊予子 東北大学, 医学系研究科, 教授 (80281252)
川尻 舞衣子 東北大学, 医学系研究科, 助教 (70815852)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | コペアレンティング / 夫婦協同育児 / 親役割適応 / 発達 / コホート研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は妊娠期にコペアレンティングを促進するプログラム(以下コペアクラス)を実施してくれる自治体を募集する予定であったが、COVID-19の影響により、対面による出産前教室の開催が困難となり、また研究者自身も国内を移動することも制限されるようになった。そのため、オンラインでも受講できるプログラムへと変更し、オンライン上で対象者の募集を行うこととなった。オンライン上の募集については、妊婦用のメールマガジンなどを利用。2021年3月になり自治体で母子手帳発行時における配布を依頼。クラスは自治体、オンライン合わせて30回開催、クラス参加者は2020年3月末時点で33組。21組が追跡調査中である。参加者をさらに増やすための対策を講じる予定であるが、COVID-19の状況を考慮しながらとなる。産後6か月まで追跡できている6組については、夫婦関係の推移として、妻は産後に減少して産後6か月で回復せず、夫は産後に減少するが産後6か月ではやや回復傾向。うつ状態の推移は、妻は産後に悪化し産後6か月に軽減する女性と、産後に軽減し産後6か月で悪化する女性がいた一方で、夫は産後にやや減少するものの産後6か月ではやや悪化傾向であった。産後6か月時点のコペアレンティング関係性と、それまでの夫婦関係、産後6か月時点の親役割適応には中程度の相関が認められた。 研究者らによる企画でオンラインクラスを開催することで、広くインストラクターを養成する必要はなくなったものの、対面とオンラインの両方の形式に対応できるよう研修プログラムを再考する必要となったため、次年度以降の検討とする。またインストラクター養成についての教材開発は並行して行う。 産褥期の教育プログラムは対面式を想定したプログラムはほぼ完成したが、COVID-19の影響により、今後オンラインでもできる受講プログラムを検討することとする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響により対面による研究協力自治体の募集、現地での説明などが大きく制限されたことがあげられる。その後オンラインでできるよう教材を作成しなおしたのち、研究対象者募集を開始した。そのため中間解析も遅延している。
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Strategy for Future Research Activity |
自治体で募集チラシを配布していただくよう依頼し2021年3月より配布開始。産褥期の教育プログラムについてもオンラインで行えるよう準備を整えていく
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