2022 Fiscal Year Annual Research Report
Metamorphosis of the Cult Avalokitesvara in Tibet: Focused on the rGyal rabs gsal ba'i me long and the Ma Ni bka' bum
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21H00476
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University of Tourism |
Principal Investigator |
佐久間 留理子 大阪観光大学, 観光学部, 教授 (60280658)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 富士夫 名古屋女子大学, 家政学部, 教授 (90212042)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | チベット / 観音 / 図像 / 仏身説 / 王統明鏡史 / マニ・カブン / 宗教的文化交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者は、次の研究を実施し、その成果を学会・研究会、及び学会誌等で公表した。「『王統明鏡史』における十一面千手観自在の図像と信仰」と題する研究発表を、日本印度学仏教学会第73回学術大会(2022 年9月4日)において実施した。その活字原稿(論文)を、「『王統明鏡史』における十一面千手観自在──図像の象徴的意味とその背景──」『印度学仏教学研究』第71号第1号(2022 年 12 月)において公表した。また、「『摩尼十万語』の基礎的研究(1)──第2部第44章の部分訳とテクストのローマナイズ──」と題する研究ノートを『大阪観光大学研究論集』第23号(2023年3月)において公表した。さらに、第3回観音文化国際シンポジウム(2021年12月7日)における「インド後期密教にみる観自在菩薩の図像と観想」と題する口頭発表の原稿を、『仏教文化叢書3 第二・第三回観音文化国際論壇論文集』において公表した。さらにまた、「チベット歴史物語『王統明鏡史』にみる羅刹(食人鬼)の国に関する説話と観音信仰:インド・ネパール・チベットの宗教的文化交流の視点から」と題する研究会(オンライン)を2023年3月25日に実施した。参加者は、研究代表者・研究分担者を含めて11名であった。 研究分担者は、次の研究を実施し、その成果を学会、及び学会誌で公表した。 「『マニ・カブン』に見られる仏身説の特徴」と題する研究発表を、日本印度学仏教学会第73回学術大会(2022 年9月4日)において実施した。その活字原稿(論文)を、「『マニ・カブン』に見られる仏身説の特徴」『印度学仏教学研究』第71号第2号(2023年3月)において公表した。 研究代表者と研究分担者は、2022年6月26日に、『マニ・カブン(摩尼十万語)』の木版印刷本について意見交換を行った(オンライン)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナウィルス感染拡大の影響もあり、これまで海外出張ができず、『マニ・カブン(摩尼十万語)』の木版印刷本(ネパール国立公文書館等所蔵)のコピーを入手することが困難であった。そのため、当該資料に関する文献学的研究が不十分であった。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで『マニ・カブン(摩尼十万語)』の木版印刷本に関する文献学的研究が不十分であった。それを補うため、2023年度は、ネパール・カトマンズの国立公文書館などへ海外出張して資料蒐集を行うとともに、木版印刷本の系統などに関する分析を行う予定である。
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Research Products
(7 results)