2022 Fiscal Year Annual Research Report
Analysis and reconstruction of singing methods in ethnics music using machine learning for recorded data
Project/Area Number |
21H00497
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
榊原 健一 北海道医療大学, リハビリテーション科学部, 准教授 (80396168)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MOKHTARI Parham 富山県立大学, 工学部, 教授 (00395089)
後藤 多嘉緒 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20735930)
齋藤 大輔 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (40615150)
千葉 伸彦 東京音楽大学, 音楽学部, 講師 (50862538)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | 民俗音楽歌唱 / 音声生理 / 歌唱法 / 声質 / 機械学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
歌唱における音響信号の録音のための手法について、録音システム全体の雑音評価、録音環境における環境騒音、残響などの音場特性の計測の新たな手法を提案、実装した。システムに慣れていないユーザが録音する環境における必要な情報を記録し、調整することが可能なように対話的なGUIを構築した。同時に、発声中に必要な音響特徴量(付値ボイスレンジプロファイル、基本周波数など)を選択的に表示可能とするために、遅延が可能な限り小さくし、実時間での使用に実用上問題がないようにシステムの実装をおこなった。また、音場測定の方法としては、インパルス応答、信号依存非線形応答、ランダムおよび時変応答について、音楽や音声などのコンテンツの信号を入力信号として推定する方法を提案した。繰り返し提示により高い精度で音響特性が推定可能であることを明らかにした。 シャドーイングによる歌唱法の学習には、密閉型のヘッドホンではなく、開放型のイヤホンを用いることが適切であると考えられるが、歌唱時に必要となる歌唱中の伴奏音等の受聴において考慮することが必要となるヘッドホン提示時のヘッドホン、イヤホンの音響特徴について計測評価をおこなった。開放型のイヤホンが、外耳道におけるアーチファクトが小さく、シャドーイングに用いるには適切であると結論付けられた。 発声中の生理的特徴を分析する方法を改良するために、声帯振動様式の間接的計測方法であるElectroglottographyの信号について、緊張した発声における声質の推定方法を提案し、評価をおこなった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
前年度までのコロナ感染拡大の時期の遅れがまだ取り戻せていない状況である。
|
Strategy for Future Research Activity |
発声基本データベース構築のための実験を進めていくと同時に、計測および録音方法について統合的なシステムを構築する。
|