2023 Fiscal Year Annual Research Report
Trans-Regionalism and Ecofeminism in the American Western Literature
Project/Area Number |
21H00513
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
山本 洋平 明治大学, 理工学部, 専任准教授 (40646824)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小倉 咲 東邦大学, 看護学部, 講師 (00822488)
ゴーマン マイケル 広島市立大学, 国際学部, 教授 (20625892)
下條 恵子 上智大学, 文学部, 准教授 (30510713)
舌津 智之 立教大学, 文学部, 教授 (40262216)
高野 泰志 九州大学, 人文科学研究院, 准教授 (50347192)
松永 京子 広島大学, 人間社会科学研究科(文), 准教授 (50612529)
貞廣 真紀 明治学院大学, 文学部, 教授 (80614974)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 環境文学 / エコクリティシズム / エコフェミニズム / アメリカ西部文学 / mobility / dislocation |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究「基盤研究B:アメリカ(中/南)西部文学におけるトランスリージョナリズムとエコフェミニズム」は5年計画(2021年-2025年)で進められている。環境文学・エコクリティシズムを専門とする研究者とその隣接分野を専門とする研究者との間で対話することを通じて、西部文学・西部表象を 再定義すべく、(1)文学研究におけるトランスリージョナリズムの視座の応用可能性、(2)2010 年代以 降も陸続と更新されるエコフェミニズムの現在までの到達点とその限界、(3)西部・中西部・南西部の文化的独自性および相互関係性、という3つの観点から探求してきた。 以上の目的に向けて推進している本研究プロジェクト3年目にあたる2023年度は、「西部文学」と「エコフェミニズム」の知見を深めつつ、研究分担者の間で、最終成果のイメージを共有する年に位置づけた。招聘研究会については3件を実施した:(1)7月27日 Professor Stacy Alaimo, “Transcorporeality: A Posthuman Environmental Feminism for the Anthropocene.”(2)11月12日Professor Guy Reynolds“Sensing Willa Cather: the novelist and the senses” 、(3)012月3日結城正美先生「いま、環境文学を読むということーー自著『文学は地球を想像する』を語る」 さらに、11月12日に研究分担者による経過報告会を行い、それぞれの目下の研究関心を共有した。その際、今後の計画についても確認した。具体的には、英文論集をどのように方向付け、いかなるスケジュールで公刊するか、という点を確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
招聘講演会および研究会の実施により、先行研究の状況と各分担者の研究関心の大枠は把握されてきており、順次、研究発表の形で報告がなされ始めている。他方、英語による論集を刊行するという目標については、最終成果の方向性を定めきれていない。以上から「やや遅れている」と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は、これまでと同じく研究会を実施することで研究内容の理解を深めつつ、研究分担者および研究協力者(論集執筆候補者)との連携を強める。課題である最終成果の方向性については、まずは研究代表者が総論にあたるイントロダクションのドラフトを示すことで、分担者と最終成果のイメージを共有する。より具体的には、多岐にわたる研究キーワード(「西部文学」「エコフェミニズム」「トランスリージョナリズム(移動と定住の往還)」)を含み込む本研究プロジェクトを一冊の研究書として、どのようにまとめるべきか、という点が課題である。分担者との連携をより密にして、この課題をクリアする予定である。
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Research Products
(17 results)