2021 Fiscal Year Annual Research Report
近代におけるフィクションの社会的機能についての領域横断的研究
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21H00521
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
久保 昭博 関西学院大学, 文学部, 教授 (60432324)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩松 正洋 関西学院大学, 商学部, 教授 (80273952)
齋藤 渉 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (20314411)
高橋 幸平 同志社女子大学, 表象文化学部, 准教授 (40581567)
武田 将明 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (10434177)
辻川 慶子 白百合女子大学, 文学部, 教授 (80538348)
橋本 一径 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (70581552)
日高 佳紀 奈良教育大学, 国語教育講座, 教授 (00335465)
森元 庸介 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (70637066)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | フィクション / 文学理論 / 芸術理論 / 分析哲学 / 比較文学 / メディア研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度には6月6日、10月17日、2月12日にいずれもオンラインで研究会を行った。具体的には、6月6日は研究の方向性や研究計画についての議論、10月17日には清塚邦彦氏(山形大学)を迎えた講演会と討論(「虚構概念の哲学的分析:『フィクションの哲学』がめざしていたこと」)、2022年2月12日はフランソワーズ・ラヴォカ氏(パリ第3大学)を迎えた講演会と討論(「ファクトとフィクションの境界ー今日の争点」)である。また、2月25日には、関連イベントとして、アリソン・ジェームズ氏(シカゴ大学)によるオンライン講演会(「ドキュメンタリー的想像力ーリアリズムからシュルレアリズムへ」)を、関西シュルレアリズム研究会ならびにリアリズム研究会と共同で行った。 2022年度は、6月26日に対面での研究会を東京大学にて、10月22日に関西学院大学にて、それぞれ行った。この2回の研究会は、それぞれ研究代表者ならびに研究分担者による発表と討議である。また、2023年1月21日には、ジャンジ・ニー氏(ヴァージニア工科大学)ならびに石橋正孝氏(立教大学)を迎え、早稲田大学にて国際シンポジウム(「聖地巡礼ーメディアを横断するフィクション」)を開催した。また関連イベントとして、2月19日に、小柏裕俊氏(京都芸術大学)、日比義高氏(名古屋大学)、加藤夢三氏(お茶の水大学)を迎え、高橋幸平、久保昭博、日高佳紀編『小説のフィクショナリティー理論で読みなおす日本の文学』(ひつじ書房、2022年)の公開書評会を開催した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウィルス感染という状況のため、研究代表者ならびに研究分担者による国内外(とくに海外)での調査や研究打ち合わせに関しては、計画よりも多少の遅れが生じている。とはいえ、研究集会ならびに公開講演会、シンポジウム等に関しては、オンラインを併用することで、おおむね計画通りに実施できている。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度は新型コロナウィルスの感染拡大のため、必要な海外調査や資料収集を実施することが、相手国の事情などにより不可能になった。2022年度はその状況が改善されたために、研究代表者ならびに研究分担者それぞれが国内外での調査や研究打ち合わせを実施し、また研究会も対面で実施することができたが、海外での調査や研究打ち合わせの一部がいまだ実施できずに残っている。2023年度はその調査ならびに研究打ち合わせを実施し、さらに、国内での研究集会(3回)、公開シンポジウム(1回)、海外での関連ワークショップへの参加を予定している。
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Research Products
(29 results)