2022 Fiscal Year Annual Research Report
脳波・視線同時計測による文読解時の周辺視野の役割の解明
Project/Area Number |
21H00524
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
矢野 雅貴 東京都立大学, 人文科学研究科, 准教授 (80794031)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 創 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (90510561)
峰見 一輝 立命館大学, スポーツ健康科学部, 講師 (90906968)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 心理言語学 / 脳波 / 視線計測 |
Outline of Annual Research Achievements |
心理言語学では、文が左から右へと系列的に処理されるという前提のもと、文中のそれぞれの語において統語情報や意味情報がどのような順序で処理されているのかについて多くの研究が行われてきたが、そもそもそのような前提は妥当ではない可能性がある。なぜなら、読解時の視線を計測した実験では、注視されている語に加えて、それに後続する語もある程度並列的に処理されていることを示唆する結果が報告されているからである。ところが、 現時点で具体的にどのような情報が並列的に処理され得るのかは明らかになっていない。本研究課題では、脳波・視線同時計測実験を通して周辺視野における言語処理メカニズムを多角的に検討し、言語処 理のアーキテクチャを明らかにする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験室のある校舎の外壁改修工事を行っていた建設会社が屋根を破壊しまった影響で実験室で漏水事故が発生し、脳波計とシールドルームが使えなくなったため。
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Strategy for Future Research Activity |
シールドルームの性能検査、新しい脳波計の購入等を可能な限り早く進め実験環境を整備する。
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Research Products
(3 results)