2021 Fiscal Year Annual Research Report
Establishing a teaching and evaluation method through the developmental analysis of the four English skills in the new Course of Study
Project/Area Number |
21H00546
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Komazawa University |
Principal Investigator |
上田 倫史 駒澤大学, 総合教育研究部, 教授 (30343627)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大和田 和治 立命館大学, 食マネジメント学部, 教授 (00288036)
根岸 純子 鶴見大学, 文学部, 教授 (10708960)
筒井 英一郎 北九州市立大学, 基盤教育センター, 准教授 (20386733)
大矢 政徳 明治大学, 国際日本学部, 専任准教授 (60318748)
中野 美知子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 名誉教授 (70148229)
阿野 幸一 文教大学, 国際学部, 教授 (70400596)
浅利 庸子 早稲田大学, 商学学術院, 専任講師 (70631331)
柏木 哲也 北九州市立大学, 基盤教育センター, 教授 (80369925)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | 新学習指導要領 / 英語コミュニケーション能力 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は以下のリサーチクエッションを立てて、各グループごとに研究を進めた。RQ1: 新学習指導要領に基づいた英語教育が、4技能にどのような効果をもたらすか? RQ2新・旧学習指導要領のもとでの中学・高校での教育効果に違いがみられるのか?RQ3:4技能を複数の能力を組み合わせて評価する技能統合型評価にどのような教育的効果があるか? RQ4:高度で論理的な統合的コミュニケーション力の育成と評価として、サマリー・ライティング、オーラル・サマリー、Group oralは効果的か? RQ1については、旧学習要領に基づいて作られた中学校教科書と、新学習指導要領の元作成された中学校教科書のデータ化を図った。2021年度はデータ化の作業に時間がとられたため、単語、表現、文法、タスクなどの分析を進めることができなかった。RQ2については、旧学習指導要領のもとで教育を受けた高校1年生より、グループで決まったテーマについて話し合いをしてもらい、その音声データを文字起しをするというところまで行った。コロナが蔓延していたため、データをとること自体に制約がかかってしまい、当初予定であったコミュ系ションの分析までには至らなかった。RQ3に関しては、大学生を対象に英文を読んでもらい、その内容を英語で要約するタスクを行い、分析を行い、既存のルーブリックの改訂を行った。被験者を増やしより一般的傾向、ルーブリックの策定を今後目指してく。オーラルサマリーの課題については、スピーキングの評価に関する先行研究を集めて、評価点の洗い出しを行った。RQ4については、ディスカッションを伴うライティング教材を作成し、実際に高校生に対して授業の一環として指導を行った。作成した教材の教育的効果については情報処理学会にて報告を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
オーラルコミュニケーションのデータを高校生を対象にして収集することになっていたが、コロナの蔓延により、データをとることが計画通りにいかなかったため、結果としてデータの分析に遅れが生じてしまった。また、教科書のデータ化においても、やはりコロナの蔓延によりアルバイトとして学生に作業を依頼する点で制約がかかり、結果として2021年度はデータの分析に遅れが生じた。
|
Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、データ化を終えた教科書の分析を様々な観点から行うとともに、新学習指導要領に基づいて作成された高校の英語教科書を随時データ化を進める。2021年度に収集したグループオーラルのデータを先行研究に基づき作成されたルーブリックを基に評価を行うとともに、ルーブリック自体も適宜修正していく。また、2022年度は中学校3年の一年間のみ新学習指導要領に基づいた指導を受けた新高校一年生から、グループオーラルの出たをとり、分析を行う予定である。また、グループオーラルの分析結果を基に、オーラルサマリーのルーブリックの作成を開始する。ライティングサマリーに関しては、より多くのデータを幅広い英語能力レベルの学生より収集を行い、それを基にルーブリックの精選を行っていく。ディスカッション能力を育てるライティングの指導については、より幅の広い英語能力の学習者に合わせるために、CEFRにレベルごとに教材の開発を行っていく予定である。
|