2022 Fiscal Year Annual Research Report
Research on manufacturing competitiveness in the apparel industry
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21H00746
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
富野 貴弘 明治大学, 商学部, 専任教授 (90366899)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新宅 純二郎 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (00216219)
杉田 宗聴 阪南大学, 流通学部, 教授 (10330341)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ファクトリーブランド / 生産技術 |
Outline of Annual Research Achievements |
国内企業に対するフィールドリサーチ(インタビュー・工場見学)を行い、アパレル産業の競争力に関する各種データ収集を実施した。調査企業の内訳は、ファブレスだが自社ブランドで成功している企業、大手アパレルのOEMとして成功している企業、独自の加工技術をベースに成功している企業、ファクトリーブランドで成功している企業である。以下が、訪問調査を行った主な企業である。 ・自社ブランド成功企業:株式会社スノーピーク(キャンプギアビジネスで培ったブランド力をもとに、日本の繊維技術を用いたアパレル製品を展開している)、株式会社ワークマン(作業着を一般向けに高機能低価格商品として販売することで成功している)。 ・OEM成功企業:株式会社マツオカコーポれショーン(ユニクロ/ファーストリテイリングの有力OEMとして確実な実績を上げている。その成功の鍵は、FRからの信頼を得ているグローバル生産管理体制にある。) ・加工技術成功企業:オザキプリーツ株式会社(天然繊維への永久プリーツ加工ができる独自技術により、名だたるアパレルブランド企業との取引を行っている。) ・ファクトリーブランド成功企業:有限会社奥山メリヤスと丸久株式会社(両者ともOEMとして長年培ってきた高い生産技術をベースに、自社ブランドを立ち上げて成功している。) フィールドリサーチの他にも、隔月ペースで実務家を交えたアパレル研究会を実施して議論を深めた。インタビュー調査により総論として得られた現時点での知見は、アパレル企業のデザイナー(企画者を含む)と生産現場が断絶してるという現実である。逆に言えば、日本のアパレル産業は、「開発と生産をうまく繋ぐ仕組みを作れば、もっと競争力を上げられる可能性があることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナ禍によって海外調査活動の中止を余儀なくされたが、その分充実した国内調査を実施することができたため、研究は概ね順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、新柄コロナ禍で延期になっていた海外調査を実施する予定である。具体的には、ヨーロッパでのアパレル展示会視察調査と現地企業調査である。東南アジアの縫製工場の訪問調査も行う予定である。
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