2021 Fiscal Year Annual Research Report
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21H00808
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
鶴永 陽子 島根大学, 学術研究院人間科学系, 教授 (60517051)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松野 恭子 東亜大学, 公私立大学の部局等, 教授 (00461278)
坂口 剛正 広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (70196070)
板村 裕之 島根大学, その他部局等, 名誉教授 (80109040)
高橋 哲也 島根大学, 学術研究院人間科学系, 教授 (90325035)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 食品系バイオマス / ポリフェノール / 抗酸化性 / 抗菌性 / 消臭性 / 嚥下困難者用食品 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では「食品系バイオマス中のタンニンを活用してヘルスケア製品を製造するための方法」を明らかにするため、以下の実験を実施した。 まずは、山野草類、農林水産物の未利用部位、食品加工時における副産物等の食品系バイオマスの収集を行った。100種類以上に及ぶ原料を収集し、収集の難易を調査するとともに、高い機能性を有する素材を選択するための材料とした。 次に、食品系バイオマスから効率良くポリフェノールを抽出するための、素材の乾燥方法・乾燥温度などを検討し、さらに抽出方法の違いによるポリフェノールの溶出程度について検討した。このようにして得られた粉末もしくは抽出液について、抗ウイルス・抗菌性・消臭性の評価も実施し、複数の機能性を有する優れた素材を10種類程度選択した。さらに食品系バイオマスを用いた嚥下困難者用食品の試作を行った。 これらの結果の一部は、学会や論文にて発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画に従ったデータの取得と解析ができているため。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、分担者との研究打ち合わせや、共同実験が一部実施できなかった。来年度は、その内容について検討するとともに、当初の研究計画に従って、研究を推進する。さらに、学会や論文にて発表できるようデータの取得・解析につとめる。
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Research Products
(4 results)