2022 Fiscal Year Annual Research Report
Developing a support program for enhancing elementary school English teachers' self-efficacy beliefs
Project/Area Number |
21H00871
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
松村 省一 龍谷大学, 国際学部, 教授 (90331131)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長嶺 寿宣 龍谷大学, 国際学部, 准教授 (20390544)
チヤプル ジユリアン 龍谷大学, 国際学部, 教授 (60411279)
長尾 明子 龍谷大学, 国際学部, 准教授 (60570124)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 小学校英語 / 教師効力感 / 自己効力感 / 外国語活動 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、まず、コロナ禍の緊急事態宣言等による制約で完遂できなかった2つの前年度課題に取り組み、その後、当初計画されていた課題に取り組むことになった。 課題1:小学校英語科教育および外国語活動の現場の実態について、2021年度は現職教員への聞き取り調査をオンラインのみで行ったが、2022年度は対面での聞き取り調査や授業観察を実施し、その結果を踏まえ、自己効力感尺度に含めるべき項目を再選定した。コロナ禍でインタラクティブな英語の授業を行うことの難しさについて考慮する必要性が生じたため、とりわけ、クラス・マネジメントの項目について修正を加えた。 課題2:課題1の結果から、2021年度に作成した自己効力感尺度、児童の学習意欲調査の項目に修正を加えたため、再度、指標の信頼性と妥当性の検証を行った。信頼性の検証は、前年度に予備調査に協力してもらった現職教員を対象に行った。 課題3:課題1および課題2を完遂後、本調査(量的調査)に着手した。データ収集は、自己効力感尺度、個人の特性、および環境要因に関するアンケートを使用し、Google Forms(希望者には紙媒体)で実施した。データの収集は年4回を予定していたが、2021年度の課題遂行の遅れを取り戻すのに時間を要したため、収集は2回のみとなった。これらのデータは、2023年度に4回収集を予定しているデータと合わせて通時的に分析する。 課題4:課題1の結果を踏まえ、教師教育に関連する論文の発表、および国際学会での発表を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響により遅れていた2021年度の課題を完遂するのに時間を要し、2022年度の本調査の開始が遅れたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス感染症の影響が落ち着き、小学校での研究活動が可能になることから、本調査のデータ収集の完遂を目指す。また、調査で収集したデータ分析の結果を随時、国際学会や国際学術誌等で発表する。
|