2021 Fiscal Year Annual Research Report
多種・大規模データのインテリジェント融合による道路網の信頼性評価と維持管理方略
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21H01451
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
中山 晶一朗 金沢大学, 融合科学系, 教授 (90334755)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 俊一 金沢大学, 地球社会基盤学系, 准教授 (10243065)
山口 裕通 金沢大学, 地球社会基盤学系, 助教 (10786031)
久保 善司 金沢大学, 地球社会基盤学系, 准教授 (50324108)
高山 雄貴 金沢大学, 地球社会基盤学系, 准教授 (90612648)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 信頼性評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
道路ネットワークは橋梁・トンネル・盛土等の様々な要素(道路構造物)によって構成され,それらがネットワーク的につながる巨大なシステムである.膨大な数の道路構造物のすべてを高い水準で維持管理することは財政上困難であると考えられ,この中でクリティカルな要素(重要な道路構造物)を抽出できると,それらを優先的に点検・維持管理することができ,道路ネットワークの信頼性や強靭化に結びつく.このような道路ネットワークの信頼性や強靭化を考えるためには,まず,道路ネットワークのデータ化が必要である.通常のGIS(地理情報システム)では道路は図として地図上に表示されているため,それを情報化する必要がある.そこで,本研究課題では,道路ネットワークの情報として,DRM(デジタル道路地図)を用いることとし,DRM(デジタル道路地図)の道路リンクとマッチングさせながら,金沢河川国道事務所・石川県・いしかわまちづくり技術センターから既に収集していた石川県内の橋梁やトンネルなどの道路構造物の点検・管理データ,斜面点検データ及び国土数値情報などからの災害ハザード情報をG空間(高度地理情報空間)上に整理する作業を進めた.さらに,ETC2.0(新型電子料金収受システム)などのプローブ・データ(車両移動軌跡データ)等の道路交通状況データを加え,道路交通データ,災害ハザードデータをG空間(高度地理情報空間)上に共有するシステムの構築を進めた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
DRM(デジタル道路地図)の道路リンクとマッチングさせながら,金沢河川国道事務所・石川県・いしかわまちづくり技術センターから既に収集していた石川県内の橋梁やトンネルなどの道路構造物の点検・管理データ,斜面点検データ及び国土数値情報などからの災害ハザード情報をG空間(高度地理情報空間)上に整理する作業を進め,さらに,ETC2.0(新型電子料金収受システム)などのプローブ・データ(車両移動軌跡データ)等の道路交通状況データを加え,道路交通データ,災害ハザードデータをG空間(高度地理情報空間)上に共有するシステムの構築を進めることができたため,上記のような進捗状況と判断した.
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Strategy for Future Research Activity |
今年度に構築を進めたデータシステムの精緻化を来年度も引き続いて行う.また,道路交通状況の時間と空間の両方の代表時空間周期を抽出する方法の検討を行うとともに,検討した手法を用いて,石川県全体の道路ネットワークなどの信頼性評価および基底要因の抽出を行う.さらに,疎視化などするとともに,それらのつながりを再構成することによって,道路ネットワークの連結性や交通需要・利便性などの観点でクリティカルな要素(重要な道路構造物)を抽出する手法を開発し,効率的に道路ネットワークの維持管理を行う方略を提案する.
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