2024 Fiscal Year Annual Research Report
聖祠の配置から解明する東南アジアの多層的都市文化の漸層性に関する研究
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23K20992
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Research Institution | Tohoku Institute of Technology |
Principal Investigator |
竹内 泰 東北工業大学, 建築学部, 研究員 (30553862)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
脇田 祥尚 近畿大学, 建築学部, 教授 (40280119)
田代 亜紀子 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 准教授 (50443148)
張 漢賢 公立鳥取環境大学, 環境学部, 教授 (80341064)
魚谷 繁礼 京都工芸繊維大学, KYOTO Design Lab, 特任教授 (80601450)
政木 哲也 京都橘大学, 工学部, 専任講師 (30796264)
田中 麻里 群馬大学, 共同教育学部, 教授 (10302449)
白石 英巨 金沢大学, 地域創造学系, 講師 (00943599)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 聖祠 / 東南アジア / 共通性 / 相違性 / 漸層性 |
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、街路などに祀られている小さな宗教施設(聖祠)の配置や分布を調査・分析することから、歴史的都市の空間特性を明らかにする研究である。本課題では、東南アジア、特に中国の広州地域を中心とした歴史的都市を対象として、聖祠の配置調査を行うものである。東南アジアの複数の歴史的都市において、聖祠の配置や都市的分布を調査し、それら結果を相対化させ比較することから、東南アジア地域における各歴史都市を特徴づけている諸文化の影響のグラデーション(漸層性)について検証することを目標としている。 研究開始時に発生した新型コロナ感染症による国内外での移動制限の影響により、急遽、調査予定を大幅に変更した経緯があり、研究当初に開始予定をしていた広州地域を中心とした現地調査は、研究後半の昨年度より漸く開始した。 最終年度の2024年度には、代表者の竹内が脇田研究室所属の中国人留学生協力の下、昨年度に行った広州地域との比較を目的に、7月には福建省厦門市、ショウ州市、龍岩市ならびに広東省梅州市と各都市の周辺集落を、2月には台湾(彰化市、台南市)での調査を実施した。また、周辺国では、魚谷が11月にベトナム、2月にタイ、白石が8月にカンボジアでの現地調査を行い、政木・田中はタイ、張はマレーシアに関する資料研究をそれぞれ行った。更に、2月には竹内、脇田、田代がインドネシア(メダンとパダン)での現地調査を行った。パダンは本研究が着想された調査地でもあり、宗教的な繋がりをもつメダンでの現地調査を踏まえ現地状況を本研究全体を通して再確認し、一連の現地調査を終えた。 昨年度の調査成果を基に、日本建築学会大会にて、香港1編、カンボジア1編の発表を行った。また、日中韓の建築学会の合同国際シンポジウム(ISAIA2024)にて、ペナン1編、カンボジア1編の発表を行った。今後は、これまで行った現地調査を統合する作業を行う。
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