2021 Fiscal Year Annual Research Report
ニホンジカによる植生への現在の影響は深刻なのか?過去数千年の個体群動態からの検証
Project/Area Number |
21H02247
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Forest Research and Management Organization |
Principal Investigator |
飯島 勇人 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (30526702)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永田 純子 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (10391179)
藤木 大介 兵庫県立大学, 自然・環境科学研究所, 准教授 (30435896)
明石 信廣 地方独立行政法人北海道立総合研究機構, 森林研究本部 林業試験場, 支場長(林業試験場) (40414239)
長池 卓男 山梨県森林総合研究所, その他部局等, 研究管理幹 (50359254)
安藤 正規 岐阜大学, 応用生物科学部, 准教授 (80526880)
伊津野 彩子 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (80816249) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ニホンジカ / 有効集団サイズ / RAD-seq / Coalescent |
Outline of Annual Research Achievements |
ニホンジカサンプルからDNAを抽出するための試薬について、複数種類の検討を行い、最も効率よく抽出できる条件を決定した。抽出したDNAの塩基配列を解読した。塩基配列から多数のSNPを特定し、Stairway plot2による有効集団サイズの動態の推定を試みた。また、北海道、兵庫県、山梨県、岐阜県から、ニホンジカの嗜好性植物と不嗜好性植物をサンプリングした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り、ニホンジカについては一部の地域で有効集団サイズの推定まで試行できた。また、植物についても、各地で順調にサンプリングできた。
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Strategy for Future Research Activity |
有効集団サイズの推定方法について、複数の手法を検討する。また、引き続きニホンジカと植物のサンプル収集を進める。
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