2023 Fiscal Year Annual Research Report
MR画像誘導と併用可能なリアルタイム陽子線飛程検出法の開発
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21H02859
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
松浦 妙子 北海道大学, 工学研究院, 教授 (90590266)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 直樹 北海道大学, 工学研究院, 准教授 (00552879)
高尾 聖心 北海道大学, 工学研究院, 准教授 (10614216)
栗山 靖敏 京都大学, 複合原子力科学研究所, 助教 (60423125)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | MR画像誘導 / 陽子線治療計画 / 飛程検証 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度は、MR画像誘導陽子線治療装置の照射ノズル構造の検討および治療計画における陽子線軌道湾曲を含めた飛程不確かさマージンのモデル化についての検討を進め,前者については論文投稿を行い,後者については学会発表を行った.装置構成の更なる改善やマージンモデルを不均質体系に一般化するアルゴリズムの開発は後続の科研費研究にて実施する予定で初期検討を開始した. 加えて,令和5年度は,MR磁場下の陽子線照射と音響波伝搬シミュレーションを統合したシミュレーションシステムの構築を完了させた.水中のビーム照射においては,磁場下で陽子線軌道が湾曲することでγ波波形に強度や波形到達時刻の変化が見られた.今後よりシステマティックに種々の臨床条件で検討を進めて論文化する予定である. また,MR画像誘導陽子線治療に用いる超音波検出器の体表設置を想定し,実験データ解析をもとに,プローブヘッド形状やサイズの検討を行った.臨床線量で音響波観測が可能なのは,十分な音圧を担保できるビーム軸近傍の領域と考えられるが,この領域では3 cm程度の小型プローブヘッドで十分飛程計測が可能であった.一方で,現在のセンサには窓枠部分にステンレスが用いられており,MRI装置と同時に使うには適さないことが分かった.メーカーと議論し,今後チタンやセラミクスなどの素材を検討していく予定である.プローブヘッドの基材として用いているゲルについても,飛程位置を決める第一因子であるγ波ピークは計測可能であるものの,耐久性の観点やピーク以降の波形再現性について現状課題が残るため,別素材を含めた検討を開始した.
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)