2022 Fiscal Year Annual Research Report
VRと模擬患者による高度実践看護師育成学際的シミュレーションモデルの実証研究
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21H03224
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
益田 美津美 名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (60384153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉山 文乃 (櫻井文乃) 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 国立看護大学校 准教授 (10611238)
八木 街子 (佐伯街子) 自治医科大学, 医学部, 非常勤講師 (60610756)
田戸 朝美 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (30452642)
井上 智子 国際医療福祉大学, 大学院, 教授 (20151615)
大石 英則 順天堂大学, 医学部, 教授 (60255685)
栗原 康行 名古屋市立大学, 大学院芸術工学研究科, 教授 (20381907)
淺田 義和 自治医科大学, 医学部, 准教授 (10582588)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 高度実践看護師 / 急性・重症患者看護専門看護師 / 学際的シミュレーション / VR / 模擬患者 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3、4年度で、以下の①、②、③を計画・実施した。 ①高度実践看護師教育課程におけるシミュレーション教育の実態を明らかにすることを目的に全国調査を行った。APRN教育全336教育課程の長または教育課程の長が適任とした教員を対象とし、オンライン調査を実施した。その結果、シミュレーターの保有率は高かったが、XR教材の普及率は未だ低いことが明らかになった。また、実施しているシミュレーション教育のタイプは、シナリオベースのシミュレーションやペーパーペイシェント、ロールプレイなどが多く行われていた。学部教育とは異なり、タスクトレーニングやアルゴリズム型のスキルに関連した能力向上よりも、臨床判断能力やAPRNとしての役割機能の能力を高めるためのトレーニングが必要であり、そのためのトレーニングが多く実施されていることが示唆された。 ②IMSH 2023および米国ハワイ州でのSimTiki・WCCHC Workshopを企画した。これらの視察により、コロナ禍を経てバーチャルなデバイスや学習コンテンツが大幅に増える等の知見が得られた。また、SimTikiシミュレーションセンターでは設備の充実により、米国と日本など遠隔での共同シミュレーションを行うことが可能となっていた。ここから、より効果的・効率的な学習方法として更なる活用が期待される。Waipahu Family Health Center では、NPによる産婦人科診療の現場を見学した。コミュニケーションスキルを活かした診療を行い、患者に合わせた治療選択の提案をしていた。最善の治療が受けられるようにともに考えることで、プライマリーケアを実践していた。 ③現在、CCNS教育へのニーズと障壁の明確化するために質的調査を行っている。これにより、CCNSの特徴を反映した学習課題、学習内容を明確化できると考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和3、4年度は、COVID-19の影響により研究計画に遅れが生じていたが、その遅れも取り戻すことができ、概ね計画通りに遂行できている。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに実態調査と視察調査を終え、現在、CCNS教育へのニーズと障壁を明確化するために質的調査を行っている。今後は、これらにより得られた知見に基づき、学際的シミュレーション教育モデルの開発と内容妥当性の検討として、シミュレーション内容の明確化とシナリオ作成、学際的シミュレーション教育カリモデルの作成、その内容妥当性の検討とADDIEモデルによる堅牢化を図る。 これまでほぼ計画通りに進んでおり、研究計画を変更する予定はない。
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