2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development and evaluation of psycho-educational application software and mental health care system that support Health Care Workers
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21H03239
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Wayo Women's University |
Principal Investigator |
金子 眞理子 和洋女子大学, 看護学部, 教授 (50318151)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
豊川 智之 和洋女子大学, 看護学部, 教授 (40345046)
小谷野 康子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (50307120)
谷向 仁 京都大学, 医学研究科, 准教授 (60432481)
山内 典子 東京女子医科大学, 看護学部, 臨床講師 (10517436)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 心理教育アプリ / こころの卵 / マインドフルネス / 医療従事者 / セルフコンパッション / コンパッションフォーカストセラピー / メンタルヘルス支援システム / メンタルヘルスケアシステム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は医療従事者のメンタルヘルスケアシステムの構築に向け心理教育アプリとケアシステムを開発し評価することである。本研究の学術的問いは「マインドフルネスとセルフコンパッションをとりいれた心理教育アプリとケアシステムの構築は医療従事者のメンタルヘルスおよびワークエンゲイジメントに効果があるか」である。医療従事者が好きな時にメンタルへルスのセルフケアを増進させ、アプリを通じてメンタル不調を早期にスクリーニングし、ケアにつなげられるケアシステムの構築をめざす。22年度はアプリの開発および予備調査として、新人看護師を対象に心理教育動画を視聴してもらい、心理教育が感情状態に及ぼす効果を測定した。 1.心理教育アプリ「こころの卵」について こころの卵は、医療従事者を対象とした心理教育アプリで大きく①ストレスの理解②マインドフルネス③コンパッションフォーカスとセラピー④セルフコンパッションの4コンテンツからなる。さらに4コンテンツは心理教育8セッション、演習6セッションで構成される。演習は繰り返し視聴できるようにアプリを設計した。心理教育と演習はすべて映像とナレーションで構成されて、無料でiosおよびアンドロイドから視聴可能である。e-learningと異なる点は1セッションが2分程度と短いこと、好きな時に携帯等から手軽に視聴できる点、メンタル不調者については精神看護専門看護師がサポートできる点である。 2.心理教育動画のデータ収集 新人看護師40名を対象に、ストレスの概要及び医療従事者が陥りやすいストレスについて15分の心理教育動画を開発し、視聴前後でPOMSによる感情状態、FFMQによるマインドフルネスの状態、K6による抑うつ・不安を測定した。マインドフルネスの認知度・活用度についても調査した。22年度はデータを整理しているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
アプリの開発のやり直しがあり、アプリ開発が遅れたために、データ収集開始が遅れている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はデータ収集施設でのデータ収集を進めていく。データ収集機関内でメンタルヘルス支援が必要な医療従事者をスクリーニングし、ケアを行うケアシステムの開発も同時に進めていく。
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