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2023 Fiscal Year Annual Research Report

早産予防のための新たな戦略-妊娠初期からの口臭予防で安心出産へ-

Research Project

Project/Area Number 21H03256
Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

鈴木 紀子  順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (70460574)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 篠原 光代  順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (00301507)
井村 英人  愛知学院大学, 歯学部, 講師 (10513187)
佐久間 千里  愛知学院大学, 歯学部, 歯学部研究員 (40849709)
吉田 磨弥 (大野磨弥)  愛知学院大学, 歯学部, 歯学部研究員 (70760718)
清水 三紀子  藤田医科大学, 保健衛生学部, 講師 (90402627)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2026-03-31
Keywords妊婦 / 口臭 / 歯周病 / 口腔ケア
Outline of Annual Research Achievements

妊娠初期の妊婦を対象に歯周病関連菌と口臭との関連を検討した。妊娠初期の妊婦95名から同意を得ることができた。各対象者からは、口臭測定として、オーラルクロマを用いてCH3SH(メチルメルカプタン、歯周病に特有の口臭)の測定を実施した。また、歯周病関連
菌の測定として、Prevotella intermedia(P.i菌)、Porphyromonas gingivalis(P.g菌)を測定した。
妊娠初期の妊婦95名の平均年齢は34.4±4.0歳(最小22歳、最大43歳)であった。平均妊娠週数は9.9週、初産婦74名、計産婦21名であった。
オーラルクロマによるCH3SH(メチルメルカプタン)の測定平均は48.27±135.5ppbであった。P.i菌の測定平均は860.1±2880.9(実測値コピー/10μL唾液)、P.g菌の測定平均は666.4±2623.0(実測値コピー/10μL唾液)であった。口臭測定値と歯周病関連菌との関連をPearsonの相関にて検討した。その結果CH3SH(メチルメルカプタン)とP.i菌は正の相関(r=0.452,p<0.001)、CH3SHとP.g菌も正の相関がみられた(r=0.479,p<0.001)。昨年度実施した一般成人女性の結果では、口臭測定値と歯周病菌との関連は、P.i菌のみに弱い正の相関が認められていたが、今回の妊婦の場合はP.i菌だけではなくP.g菌も相関が認められた点が一般成人女性との違いであった。
妊娠中の口腔ケア実施に伴う困ったことやつらかったことでは、つわり症状がある妊婦では「はみがきがつらい」「はみがきができない」と感じていた。つわり症状がある妊婦でも、歯磨き回数は平均2回実施しているが、「歯磨きにかける時間を短時間にする」「うがいを多くする」などの対処行動をとっていた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2023年度は妊娠初期の妊婦のデータ収集を実施した。これまでに一般成人女性と妊婦のデータをとってきたが、まだ総数は目標値(各100名)には達していない。今後は対象数を増やし、エビデンスを高めていく必要がある。妊婦および一般成人女性のデータを増やすことで、双方の比較検討を行っていく必要がある。

Strategy for Future Research Activity

妊婦および一般成人女性のデータを増やし、比較検討していく。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 一般成人女性における口腔内P.i菌量と口臭との関連2023

    • Author(s)
      鈴木紀子、井村英人、清水三紀子、吉田磨弥、佐久間千里、篠原光代
    • Organizer
      第20回日本口腔ケア学会総会・学術大会

URL: 

Published: 2024-12-25  

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