2022 Fiscal Year Annual Research Report
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21H03345
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
荒牧 勇 中京大学, スポーツ科学部, 教授 (40414023)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱野 友希 早稲田大学, 理工学術院総合研究所(理工学研究所), 客員次席研究員 (00823254)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | MRI / VBM / 脳構造 / アスリート |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、競技スポーツの競技種目の特徴やトップアスリートの競技能力を脳の局所的な構造発達から説明することを目的としている。このため、多種目・多人数のアスリート脳構造画像データベースを構築し、脳の局所灰白質の容積を定量的に解析するVoxel Based Morphometry(VBM)解析をおこない、各競技種目に特徴的な脳構造、トップアスリートに共通の脳構造、トップアスリートの成長過程での脳構造の変化などを明らかにすることを目指す。 今年度は、さまざまな種目間の局所灰白質容積の比較や、さまざまな観点からのスポーツ分類により共通の成分を持つ種目をグループ化して比較を行った。また、アメリカンフットボールの被験者集団についてVBM解析した結果、経験年数と負の相関を持つ脳領域が同定されたので、現在結果をまとめている。他には、アスリートの競技能力と脳構造の関係を詳細に研究するために、身体運動パフォーマンスを計測するための動作計測システムを導入し実験環境整備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度からコロナ禍により、MRIデータ計測が困難であり、予定していたMRI脳構造データの計測ができなかった。このため、他種目多人数のスポーツ脳構造データベース構築の計画にやや遅れが生じている。しかし、新たにボクシング選手集団のデータを得ることができたことなど、状況は改善されている。
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Strategy for Future Research Activity |
多種目多人数のアスリートのMRI脳構造画像を計測し、アスリート脳構造画像データベースを構築する。 構築したデータベースをもとに、脳の局所灰白質の容積を定量的に解析するVoxel BasedMorphometry(VBM)解析をおこない、各競技種目に特徴的な脳構造、トップアスリートに共通の脳構造、トップアスリートの成長過程での脳構造の変化を明らかにする。
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