2021 Fiscal Year Annual Research Report
A clinical investigation in the field of geriatric nutrition regarding the evaluation and establishment of intervention for sarcopenic dysphagia
Project/Area Number |
21H03390
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | National Center for Geriatrics and Gerontology |
Principal Investigator |
前田 圭介 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 医長 (50775179)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大沢 愛子 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 医長 (10388944)
尾崎 健一 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 医師 (20528187)
竹村 真里枝 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 医長 (10869241)
室谷 健太 久留米大学, 付置研究所, 教授 (10626443)
渡邉 剛 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 医長 (30815014)
近藤 和泉 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 病院長 (50215448)
松井 康素 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院 ロコモフレイルセンター, センター長 (50501623)
佐竹 昭介 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 部長 (50508116)
木下 かほり 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 研究員 (60896306)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 摂食嚥下障害 / オーラルフレイル / 超音波検査 / サルコペニア / 老年症候群 |
Outline of Annual Research Achievements |
サルコペニアの摂食嚥下障害という新しい摂食嚥下障害の病態に関する臨床研究は本邦が世界をリードしてきた。摂食嚥下障害に対するケアに加え、全身のサルコペニア対策が重要である可能性が高く、栄養療法と運動療法の2軸が介入の柱と想定されている。しかし、実臨床に変革が起こるほどの重要なエビデンスはまだ明らかになっていない。本研究の目的は、サルコペニアの摂食嚥下障害の予防、発病リスク、診断、介入に関する大規模で包括的な複合研究を臨床の場で実施し、サルコペニアの摂食嚥下障害に対する栄養療法の有効性を検討する。また、嚥下関連筋のサルコペニア評価と栄養アセスメントの一環として、嚥下超音波検査の標準的評価手法確立を行う。実臨床に転嫁できるような栄養療法のエビデンスとアセスメント手法を樹立する。 研究初年度であるR3年度には、必要な機器の整備および研究計画の倫理審査を受審し承認され、以下の研究を開始した。 研究①フレイル外来におけるレジストリー研究の構築と実施:外来高齢者を対象とした口腔、嚥下問題およびフレイル、サルコペニアを評価するレジストリー研究の構築と研究対象者登録を開始した。研究②嚥下超音波評価標準手法の確立研究:摂食嚥下に関連する器官(関連筋、舌、喉頭構造物、咽頭構造物、食道)に加え、摂食した物を超音波画像として同定した。既存の嚥下超音波研究論文を系統的にデータベースから抽出する作業を開始した。研究③入院高齢者臨床栄養レジストリー研究の構築:入院高齢者の栄養問題とサルコペニアの摂食嚥下障害評価レジストリー研究を構築し、研究対象者登録の開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究②嚥下超音波評価標準手法の確立研究において、MEDLINEデータベースのサーチと論文収集および全文の評価に多少時間を要しているものの、研究①フレイル外来におけるレジストリー研究、研究③入院高齢者臨床栄養レジストリー研究の構築において順調に経過した。
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Strategy for Future Research Activity |
R4年度は、研究①フレイル外来におけるレジストリー研究において研究対象者のリクルートをすすめ、欠測のない前向きデータベースを整備することに注力する。また、研究②嚥下超音波評価標準手法の確立研究において、確立した超音波検査手法と系統的文献レビューの結果を欧文総説論文として執筆する。さらに、研究③入院高齢者臨床栄養レジストリー研究において研究対象者のリクルートをすすめ、欠測のない前向きデータベースを整備することに注力する研究推進方針とする。
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Research Products
(15 results)