2021 Fiscal Year Annual Research Report
Fundamental Research on Acoustic Telexistence Technology Using Acoustic Holography
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21H03488
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka Sangyo University |
Principal Investigator |
中山 雅人 大阪産業大学, デザイン工学部, 教授 (90511056)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 徹 大阪産業大学, デザイン工学部, 教授 (30419494)
西浦 敬信 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (70343275)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 音響テレイグジスタンス / 音像ホログラフィ / パラメトリックスピーカ / 光レーザマイクロホン / マイクロホンアレー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では,離れた空間にある音源をピンスポット集音し,それを現実空間に仮想音源としてリアルタイムで相互に重ね合わせる世界初の音響テレイグジスタンスに挑戦する.加えて,音像ホログラフィをさらに発展させ,従来のサラウンドシステムとパラメトリックスピーカを組み合わせた,聴覚の錯覚現象に基づく,次世代の仮想音源再生技術(錯覚型音像ホログラフィ)にも挑戦し,音響テレイグジスタンスシステムの総合開発を試みる.本研究を推進するために,以下の3つの点を明らかにする計画である. (A) 次世代3次元音響システム(音環境の再合成):音オブジェクトの方位に加えて距離も制御可能な錯覚型音像ホログラフィの開発 (B) ピンスポット/エリア集音システム(音環境の集音・分析):音オブジェクトを選択的に集音可能なピンスポット/エリア集音システムの開発 (C) 音響テレイグジスタンスシステムの総合開発:(A)と(B)を統合した音響テレイグジスタンスシステムの開発 初年度である2021年度では,次世代3次元音響システムとピンスポット/エリア集音システムの実現に向けて様々な基盤研究を行った.また,本研究課題のシステム開発において非常に重要な設備となる音響実験用の簡易スタジオの構築に向けて,実験室の利用申請,簡易スタジオの設計,音響機材の選定など,様々な検討を行った. 各研究課題の研究成果として,論文3編,査読付き国際会議プロシーディングス4編,国際会議発表3件、国内学会発表:14件の研究成果が得られた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
各研究課題の要素研究に関して,十分な研究成果が得られていることから,おおむね順調に進展していると判断する.しかしながら,音響実験用の簡易実験室を構築するため,大学の施設の使用申請を行っていたが,入居できる時期が2022年度となり,簡易実験室の構築については,2022年度の着手となった.そのため,簡易実験室の構築に必要な予算を次年度に繰り越すことで対応を行った.新型コロナウィルス感染症の影響,半導体不足による音響機材の欠品等で非常に困難な状況ではあったが,柔軟に研究計画を修正し,実施した.それ以外では,研究課題で設定したマイルストーンを着実に実行できており,その上で,研究課題に付随する様々な基盤研究を遂行できた.
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Strategy for Future Research Activity |
次年度である2022年度では,音響実験用の簡易実験室を構築し,様々な音響実験を実施する計画である.また,各研究課題の要素研究も継続して実施する.
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Research Products
(24 results)