2023 Fiscal Year Annual Research Report
Crowdsourcing Infrastructure for Cognitive Apprenticeship between Human and AI
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21H03552
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
松原 正樹 筑波大学, 図書館情報メディア系, 准教授 (90714494)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
若林 啓 筑波大学, 図書館情報メディア系, 准教授 (40631908)
森嶋 厚行 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (70338309)
伊藤 寛祥 筑波大学, 図書館情報メディア系, 助教 (90875741)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | クラウドソーシング / ヒューマンエージェントインタラクション / 身体リテラシー / 感情リテラシー |
Outline of Annual Research Achievements |
人間と人工知能(AI)が働きながら学び合う、認知的徒弟制を実現するためのクラウドソーシング基盤を構築する。近年、クラウドソーシングではキャリア形成のための能力向上が重要課題として挙がっていることに加え、AIエージェントが人間と同じように働き手として参入しつつある。一方向的に人間がAIから学ぶ・ AI が人間から学ぶという研究の前例はあるものの、双方向的な繰り返しが好循環を描くかどうかは明らかになっていない。そこで本研究は認知的徒弟制に基づいて人間とAIの学び合いの好循環を起こす可能性と限界を明らかにする。 2021~2022年度では (1)説明可能なAIとの学びと(2)人間の感性の数理モデル化に取り組んだ。具体的には (1) 群衆とAIのハイブリッド学習に基づく解釈可能なシンボリックルールの生成の枠組を考案した。また、群衆とAIが学び合うためのタスクデザインの検証実験を行った。(2) 人間の感性の数理モデル化においては、 触覚、味覚、嗅覚のような敏感な感覚器官を用いるドメインに対して、回答者の不快感を低減させるエシカル・ベイズ最適化を枠組を考案した。 2年間の効果検証や議論の結果、学びの好循環には内発的動機や感情を考慮することの重要性が示唆され、クラウドソーシング環境でそれらを考慮した基盤作りのため、新たに身体性に関する枠組拡張の必要性が生じた。さらに、ChatGPTをはじめとする生成系AIの隆盛に伴い、AIの位置付けの変化も考慮するという新たな課題も生じた。 2023年度では (A) 2021~2022年度で考案した理論や枠組の検証の継続としてプロトタイプシステムを構築し論文化、知財化をおこなった。また (B) 枠組拡張のための感情リテラシーや身体リテラシーの教育プログラムを体験実践し、内発的動機付けや感情・感性に対する自己認識向上について調査した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
計画していた研究課題は順調に成果が得られており、新たな身体性に関する研究課題を発見し、身体リテラシーや感情リテラシーの教育プログラムを研究者自らが体験実践し、どんな特徴が学びに寄与しているかについてクラウドソーシング基盤へ組み込むことを考慮した抽象化を行うことができている。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度である2024年度では(A) 2021~2022年度で考案した理論や枠組の検証の継続としてプロトタイプシステムを改良構築し、効果検証のための大規模ユーザ実験を継続する。また (B) 枠組拡張のための感情リテラシーや身体リテラシーの教育プログラムを体験実践し、内発的動機付けや感情・感性に対する自己認識向上について引き続き調査し、クラウドソーシング基盤に組み込めるよう、それらの実践のどんな特徴が学びに寄与しているのかを抽象化することを行う。
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Research Products
(18 results)
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[Presentation] ChatGPTを用いた睡眠脳波検査データからの睡眠レポート自動生成に関する検討2023
Author(s)
津本紗希, 川名ふさ江, 堀江和正, 正木みのり, 宮西和也, 西田彗, Jaehoon Seol, 富永杜絵, 谷明洋, 雨宮崇, 樋江井哲郎, 松原正樹, 森嶋厚行, 北川博之, 柳沢正史
Organizer
日本睡眠学会第45回定期学術集会・第30回日本時間生物学会学術大会合同大会
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