2021 Fiscal Year Annual Research Report
日本における持続可能な観光をもたらすシステムに関する地理学的研究
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21H03717
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
呉羽 正昭 筑波大学, 生命環境系, 教授 (50263918)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
フンク カロリン 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 教授 (70271400)
有馬 貴之 横浜市立大学, 国際教養学部(都市学系), 准教授 (00610966)
松井 圭介 筑波大学, 生命環境系, 教授 (60302353)
杜 国慶 立教大学, 観光学部, 教授 (40350300)
池田 千恵子 大阪成蹊大学, 経営学部, 准教授 (50825560)
小島 大輔 大阪成蹊大学, 経営学部, 准教授 (80551770)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 持続可能な観光 / レジリエンス / 地域構造システム / フィールドワーク / 地理学 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は,研究代表者および研究分担者それぞれで,次の内容について研究を進めた。 代表者の呉羽は,山岳地域における持続可能な観光に関する研究を整理し,季節性やその時代変化に関する分析視角の導入可能性を検討した。分担者のフンクは,島外民間企業と地域団体が協力してまちづくりを行う事例として,しまなみ海道沿いの瀬戸田町(尾道市)におけるまちづくりワークショップ(4回)に参加し,観光とまちづくりの課題とステークホルダーについて調査した。島における宿泊施設の変化と多様化を分析するために,瀬戸内海の島における宿泊施設のデータベースを作成した。有馬は,該当分野における先行研究の整理を行った。また,東京都あきる野市において観光事業者への聞き取り調査を行った。松井は,該当分野における先行研究の整理を行った.また,内水面や離島の観光に関して現地調査を実施した.杜は,長野県と高知県,徳島県において,地方都市や地域の持続的な観光開発について現地調査を行った。また,東京を対象として,中国人観光者の飲食選好の空間構造を分析した。池田は,熱海市内の熱海銀座商店街と岡山県小田郡矢掛町におけるアルベルゴ・ディフーゾを検証した。熱海銀座商店街では,地域再生後のツーリズ・ジェントリフィケーションの発現の兆候について確認した。小島は,都市のイベント観光に関するフィールドワークを進めるに当たって,イベント学に関するレヴューを実施し,研究の視点や概念,研究方法について整理した。また,観光における持続可能性およびレジリエンスに関するレヴューを実施し,観光形態の妥当性に関する視点を整理した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19による移動制約のために,研究代表者およびほとんどの研究分担者がフィールドワークを予定通りに実施することが困難であった。
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Strategy for Future Research Activity |
フィールドワークの計画を練り直し,COVID-19による移動制約の解除をまって,フィールドワークを開始する。その結果を分析しつつ,追加の調査実施も視野に入れて遅れを取り戻すようにする。
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Research Products
(16 results)