2021 Fiscal Year Annual Research Report
Fundamental development of physiological measurement and analysis platform toward 2nd-generation healthcare IoT technology
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21H03855
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
山川 俊貴 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 准教授 (60510419)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 幸一 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (10642514)
宮島 美穂 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (70616177)
下野 僚子 東京大学, 総括プロジェクト機構, 特任講師 (60609361)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | IoT / ヘルスケア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、第二世代のヘルスケアIoT技術の基盤となる常時・超長期の生命時間規模での観測を可能とする計測・解析プラットフォームの実現を目的とする。これまで収集した就労・家庭環境における多種の生理指標データから複数の疾患や健康状態変化を検出・予測する生理指標および解析手法を明らかにし、それらを簡単で低拘束に計測・解析するシステムのプロトタイプを開発し、小~中規模の社会実装試験を通じて効果と有効性を示すことを目指した。 研究初年度は、経済的に、また精神的モチベーションの面でも持続可能なプラットフォーム を設計する目的で、臨床医学的効果と、計測工学的実現性、経済学的合理性の3つの観点からプラットフォームに用いる生体計測技術と計測する指標を探索・選定した。 健常被験者および有疾患者において、申請者らがこれまで開発したシャツ型デバイスおよび絆創膏型デバイスや市販の家庭用医療機器を用いて日常生活中の心拍数変動、血液動態、活動量、血圧等を収集し、多指標の統合解析に向けたデータセットを構築した。また、これまでの研究で構築した解析手法を使い、上記生理指標と生活習慣病因子、疲労やストレス、就労時インシデントなどと相関の高いものを明らかにした。 提案するヘルスケアIoTプラットフォームがもたらす効果を、健康モニタリングや疾病の早期検出による医療費抑制効果や就労持続による社会経済効果から推定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
一部実験を繰り越したが、翌年度早期に実施でき進捗に大きな影響はなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで通り共同研究者らと密に連携して計画に沿って研究を推進する。
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Research Products
(4 results)