2024 Fiscal Year Research-status Report
メコン川流域の環境文学:タイ、カンボジア、ラオスにおける川と信仰
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23K21923
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
平松 秀樹 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 連携准教授 (20808828)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 知子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (70292993)
橋本 彩 学習院女子大学, 国際文化交流学部, 准教授 (70741867)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| Keywords | メコン川 / 環境文学 / タイ / カンボジア / ラオス |
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、メコン川流域地域を一つの動態として捉え、共有される伝承・民話を各国別研究の境界を越えた一つの環境文学の対象素材として捉えて考察するものである。具体的には、メコン川流域の上座部仏教国であるタイ、カンボジア、ラオスにおける川の守護神にまつわる伝承・民話を調査対象とする。そして、川に生息する巨大捕食生物が、災いの元凶として忌避されると同時に救いや慶福をもたらす守護神として護符や銅像となり民衆の崇拝を受ける物語表象の意味を明らかにすることを研究の目的とする。 2024年度は、研究代表者はタイ、カンボジア、ラオスの研究協力者(文学研究者・地域研究者・詩人・映像研究者)を日本に招き、いままでの共同研究の成果発表として大阪・京都にて国際ワークショップを開催した(大阪:「音と映像 NAGA(ナーガ)─日本と東南アジアの比較研究会」2024年6月8日、京都:「NAGA(ナーガ) 語りの会「川と信仰」─日本と東南アジアの比較研究会」2024年6月9日)。また研究分担者の岡田・橋本はカンボジア・シェムリアップにて仏教説話におけるワニと民間伝承におけるワニと水の関係調査において資料調査・聞き取り調査を行った。 上記の研究を実施することにより、メコン川流域3カ国に共通する上座部仏教国の民衆の自然環境に対する信仰の容態、人間対自然という西洋的二元論では容易に測れない人と環境との相関性を示す環境観を解明するという本研究の目的に沿って考察を進めた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究代表者(平松)は、いままでの共同研究の成果発表としてタイ、カンボジア、ラオスの研究協力者を日本に招き、大阪・京都にて国際ワークショップを開催した。 研究分担者の岡田と橋本は、現地調査としてカンボジア・シェムリアップにて仏教説話におけるワニと民間伝承におけるワニと水の関係調査において資料調査・聞き取り調査を行った。 以上のように、研究の進捗状況は本年度の研究計画通り順調であるといえる。
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| Strategy for Future Research Activity |
第4年度においては、引き続きそれぞれが国内および国外現地調査を実施し、これまでの研究に補足を加える。それにより得た新しい知見、問題点をメンバー間で再度確認し、整理する。 そして最終年度には成果報告として、「メコン川流域の環境文学:タイ、カンボジア、ラオスにおける川と信仰」に関して一冊の本にまとめることを目指す。
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| Causes of Carryover |
次年度における海外現地調査(代表者および分担者2名)の必要が生じたため。
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