2023 Fiscal Year Annual Research Report
情報デザインの流通と利活用についての知的財産法及び関連法域の横断的研究
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22H00799
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| Allocation Type | Single-year Grants |
| Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
茶園 成樹 大阪大学, 大学院高等司法研究科, 教授 (30217252)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 大也 大阪大学, 大学院法学研究科, 准教授 (80507799)
吉田 悦子 大阪工業大学, 知的財産学部, 准教授 (30599816)
陳 思勤 大阪大学, 知的基盤総合センター, 教授 (60597350)
村上 画里 東京造形大学, 造形学部, 准教授 (70597351)
勝久 晴夫 文教大学, 情報学部, 准教授 (00597958)
申 賢哲 大阪大学, 知的基盤総合センター, 特任准教授(常勤) (50750577)
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| Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 情報デザイン / 仮想空間 / 知的財産法 / 比較法研究 / 国際的調和 |
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、現実世界と仮想空間の融合した事業活動の急速な進展に着目し、仮想空間における画像デザイン等の情報デザインについて、特に流通・利活用の法的問題を体系的に検討するものである。画像デザインを含む情報デザインをめぐる法的問題は、単なる画像デザインの保護に尽きず、その画像に必要なデータやそのデータの流通など、さらにはそれを支える技術やビジネスに目を向ける必要がある。具体的な主な調査事項として①仮想空間の情報デザインの法的取扱い、②情報デザインの活用段階での意匠権の保護について理論的検討、③情報デザインの活用の場面における特許法上の問題についての検討、④画像情報を活用したデジタルツインなどの 3D モデルやデータの保護、⑤情報デザインに関わる法域(競争法など)について研究実施計画に照らし、理論的考察を行った。 R5繰越期間には、新型コロナウイルス感染症の5類移行後、調整中であった調査先機関(欧州:フランス、アジア:中国、台湾、韓国)を訪問して、本研究の基盤となる仮想空間とデザインの保護をめぐる情報デザイン保護の検討、AIと著作権の考え方について、国際カンファレンスに登壇し、諸外国の研究者と討議を行なった。 上記の研究成果をもとに、現実空間と仮想空間の融合により、利用環境が絶えず変化し問題が複雑化する中で、知的財産を保護し、一方でその流通・利活用を阻害しかねない知的財産法と、その裏腹にある競争法など外在的規律について、引き続き横断的・統合的に検討する。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究は、実施計画に基づき、仮想空間における画像デザイン等の情報デザインについて、基礎調査などから5つの研究テーマを策定し、具体的な研究活動を行うにあたっての資料収集を積極的に行ってきた。新型コロナウイルス感染症の5類移行後、調整中であった海外の調査先機関にも訪問し、情報デザイン活用に関する意見交換、および国際カンファレンスに登壇するなどの機会を得た。引き続き、研究課題に関する学会等での報告や論文発表なども積極的に行う予定である。
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| Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の方針としては、基礎調査から策定した5つの調査事項の発展的な研究を目指す。調査事項の遂行には、仮想空間における画像デザイン等の情報デザインについて、特に流通・利活用の法的問題についての共通認識を醸成するために、この分野に精通した国内外の研究者や実務家との意見交換を積極的に行う。
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