2022 Fiscal Year Annual Research Report
The effect of patent system on patent quality
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22H00850
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
大西 宏一郎 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (60446581)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 陽一郎 中央大学, 商学部, 准教授 (10409914)
蟹 雅代 帝塚山大学, 経済経営学部, 准教授 (20509187)
山内 勇 明治大学, 情報コミュニケーション学部, 専任准教授 (40548286)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 特許 / 審査官 |
Outline of Annual Research Achievements |
特許制度では審査官が出願された特許が権利付与に値するかを審査する。したがって審査官の審査のインセンティブ構造や審査環境、制度を整えることは、特許の質の向上には非常に重要と言える。本分析では、このような環境の前提となる審査官の行動を分析するために、特許情報標準データを使う。現状では、そのデータの整理を順次実施しているところである。特許情報の中には審査を担当した審査官のデータのほか、審査にかかわる逐次データがほぼすべて収載されている。問題はデータが巨大でそのデータの理解と加工に多くの時間が必要であることである。また審査にかかわる一部のデータは特許庁が別途公開しているAPIを使ってダウンロードする必要がある。APIの仕様上、一日にダウンロードできるデータの上限があるため、データの収集には非常に多くの時間を有する。それらのデータの加工と収集に全力で取り組んでいる最中である。また、関連する文献のサーベイや特許庁の審査官に関するインタビューを並行して実施し、分析上の作業仮説を慎重に検討している。更に、一部でもデータがそろったものから分析を実施している。まだ、ロバストな分析結果は得られていないものの、順次学会発表等を実施していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
分析に使うデータの収集および整理に非常に多くの時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
一部のデータがそろった段階で可能な分析を順次実施し、研究発表等を実施していく予定である。
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