2022 Fiscal Year Annual Research Report
Evidence for developing health promotion strategies through travel behaviours
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22H00957
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
阿部 巧 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (50828283)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野藤 悠 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (10626047)
久保田 晃生 東海大学, 体育学部, 教授 (40547973)
藤原 佳典 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 副所長 (50332367)
清野 諭 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (50725827)
大森 宣暁 宇都宮大学, 地域デザイン科学部, 教授 (80323442)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 交通行動 / トラベルサーベイ / パーソントリップ調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
兵庫県の農村地域と東京都区内の大都市地域を対象に大規模な郵送調査を実施した。農村地域においては5,000名を超える高齢者から、大都市地域においては7,500名を超える高齢者から有効回答を得た。得られたデータには、交通行動に関する項目や、健康指標に関する項目が含まれており、分析を実施する準備として、データセットの整理をおこなった。 東京都市圏パーソントリップ調査の大規模なデータを用いて、active travel(歩行と自転車の利用)およびsedentary travel(1時間以上の自動車移動)が、地理的にどのように分布しているかを示した。大都市部ではactive travelの割合が多く、東京23区内では、5割の成人(当該研究では20-64歳)が移動に関する身体活動のみで、世界保健機関が公表した身体活動ガイドラインの推奨値を満たす可能性が示唆された。当該成果は、国際誌に掲載された(Abe et al., Cities, 2022)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
大規模調査に関しては、計画通りに実施された。しかし、データセットの整備に関して、一部遅れている部分がある。
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Strategy for Future Research Activity |
データセット作成に関して遅れている部分については、できるだけ速やかに遅れを取り戻すべく対応する。そして、完成したデータセットを用いた分析を進めていく。また、東京都市圏パーソントリップ調査のデータについては、引き続き使用できるよう申請をおこない、当該データを活用した分析および論文執筆を進めていく。
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