2024 Fiscal Year Research-status Report
子どもの神経発達症・摂食障害へのセルフヘルプ遠隔認知行動療法と客観的評価法の開発
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23K22256
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
濱谷 沙世 福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 助教 (30771414)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平野 好幸 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 教授 (50386843)
水野 賀史 福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 准教授 (50756814)
松本 一記 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (60816502)
小坂 浩隆 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (70401966)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2026-03-31
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| Keywords | 神経発達症 / 摂食障害 / ADHD / ICBT / ランダム化比較試験 / コンポーネント・ネットワーク・メタアナリシス |
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、神経性過食症に対するインターネット認知行動療法(ICBT)の有効性を検証する多施設共同のランダム化比較試験である。対象は13~65歳の女性のうち、BMIが17.5以上の神経性過食症患者である。参加者は介入群または対照群に無作為に割り付けられた。ICBTは全12回の治療モジュールで構成され、介入前後で有効性と安全性を評価した。研究は7医療機関で実施され、計61例が登録された。ITT解析の結果、ICBTは神経性過食症関連行動を9.84ポイント有意に減少させた(95% CI: 2.49~17.18, P = .01)。また、寛解率は対照群の13%から介入群の55%に増加し(オッズ比 8.00, 95% CI: 2.22~28.83, P < .01)、感度分析でも結果が支持された。本研究成果は国際学術誌に投稿済みで、現在査読中である。 一方、ADHDを対象としたICBTプログラムの開発に向けて、コンポーネント・ネットワーク・メタアナリシスにより有効な治療要素とその組み合わせを特定し、英文誌に掲載された。さらに、11回構成の治療モジュールを開発し、使用感に関するヒアリング調査を実施した。本研究では、DSM-5に基づき診断された6~15歳のADHD児の保護者230名のリクルートを目標に、Webアンケートを実施した。9大学による多施設共同研究として行われ、福井大学では一部対象者にインタビューを実施した。初回調査の3か月後には追跡調査も行われた。最終的に246名が同意し、うち220名から有効回答が得られた(回答率89.4%)。ICBTプログラムの評価では、「役立つと思うか」に84-94%、「受けてみたいか」に76-89%が肯定的に回答し、プログラムに対する関心の高さと受け入れやすさが示された。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
摂食障害の臨床試験では症例登録を完了し、論文も投稿済みであることが挙げられる。また、ADHDに関するプログラムについても、プロトタイプの完成後にヒアリング調査を実施し、現在は改良段階に入っており、概ね順調に進展している。
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| Strategy for Future Research Activity |
摂食障害のICBT研究では、臨床試験に参加した研究協力者を対象に、長期的な有効性を検証するための追跡調査を継続する予定である。一方、ADHDのICBT研究については、プログラムの改良を経た後、臨床試験の実施へと進めていく。
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| Causes of Carryover |
当初は論文掲載料として使用を予定していた費用であるが、査読期間の長期化により当該年度内に支出が発生せず、次年度使用額として繰り越された。また、計画に一部調整が生じたことに伴い、研究実施に伴う経費の一部についても次年度に繰り越された。次年度は、これらの費用を人件費および臨床試験実施に係る謝金として使用する予定である。
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