2023 Fiscal Year Annual Research Report
学習プロセス評価に基づく授業研究手法のオンライン実践的開発
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22H01043
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
笠井 俊信 岡山大学, 教育学域, 教授 (80335570)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平嶋 宗 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 教授 (10238355)
溝口 理一郎 大阪大学, 大学院医学系研究科, 名誉教授 (20116106)
益川 弘如 聖心女子大学, 現代教養学部, 教授 (50367661)
大崎 理乃 信州大学, 工学部, 特任講師 (50630802)
永野 和男 聖心女子大学, 文学部, 名誉教授 (60107224)
林 雄介 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 教授 (70362019)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 授業研究 / 授業評価 / 発話分析 / 教師教育 / オントロジー |
Outline of Annual Research Achievements |
我々は,これまでも行ってきた学校現場での教員研修等の機会を活用して,知識構成型ジグソー法を組み込んだ授業における学習者たちの学習プロセスのデータを収集した.これまでは,学習者間の対話データを中心にワークシートなどの学習の成果物を対象に収集してきたが,今後は1人1台端末の学習環境の実現により,デジタル化されたより多様なデータの収集することができた.これらの学習プロセスデータを対象に,「学びの構成原理」を踏まえて核となるデータを特定することで,分析者の主観に依存することなく対象とする「学び」の本質に依存した観点からの客観的な分析と評価を行う手法の開発と,教師らが直感的に理解できる視覚的な分析・評価結果の表現方法の検討を行った. 一般的な授業研究では,授業を設計するプロセスが着目されることは少ないが,「設計の評価」を行うためには授業設計時の教師の意図が重要であり,授業設計のプロセスも分析の対象とした.この授業設計プロセスでは,「学びの構成原理」に基づいた思考を促すことで,「学び」の本質に依存した観点で整理された形式でデータを収集することができたと考えている.授業設計プロセスでもオンライン環境を活用し,必要なデータの収集方法と分析方法について教師らの意見を聞きながら検討を行った. これらの成果を踏まえ,授業設計時に教師が意図していたことと実際の授業で行われた学習プロセスを対応付けて提示することで,教師らが比較・確認することができるシステムを開発を進めてきた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナも終息し,対面での実践が可能となったことで,予定していた学習データや授業設計プロセスデータを収集することができた.
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Strategy for Future Research Activity |
研究は予定通り進行しており,収集した学習データの可視化手法や分析手法,授業設計プロセス時の支援手法などの開発を進めていく予定である.それとは別に,近年,生成AIの開発と普及に伴い生成AIの有効な活用方法や限界が明らかになってきた.本研究でも生成AIの適当な活用を取り入れた研究構想への展開を検討し進めていく.
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Research Products
(4 results)