2022 Fiscal Year Annual Research Report
孤独感-自殺プロセスに寄与する睡眠問題の特定と認知行動療法による孤独予防効果
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22H01096
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Kasei University |
Principal Investigator |
岡島 義 東京家政大学, 人文学部, 准教授 (50509867)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
角谷 寛 滋賀医科大学, 医学部, 特任教授 (90362516)
江藤 宏美 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (10213555)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 孤独 / 不眠 / 不登校 / 抑うつ |
Outline of Annual Research Achievements |
睡眠問題が高校生の孤独感と不登校傾向に及ぼす影響についての調査を実施した。解析の結果,(1)睡眠問題が不登校傾向に影響する直接経路と,(2)孤独感を介して不登校傾向に影響する間接経路が明らかとなった。 また,孤独に対する志向性が精神的問題に及ぼす影響について検討するために,高校生を対象とした調査を実施した。解析の結果,孤独に対して,否定的にとらえる者が多い中で,肯定的に(前向きに)とらえる者が1/4程度存在することが明らかとなった。一方で,孤独の志向性のネガティブ群とポジティブ群の間には,孤独感,睡眠問題,抑うつ症状の得点に違いは認められなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
睡眠問題の中でも不眠症状,リズム,睡眠負債のどの問題が孤独感と関連が強いかについて検討することができ,本研究課題の1つである,主観的な睡眠変数と孤独感の関連性を明らかにした。そのため,比較的順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き,睡眠問題と孤独感の関連性を検討するため,主観的・客観的な睡眠問題と孤独感の関係についての疫学調査を実施していく。
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Research Products
(32 results)