2022 Fiscal Year Annual Research Report
Establishment of Cell-Free Network Architecture for User-Centric Communications
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22H01483
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
石橋 功至 電気通信大学, 先端ワイヤレス・コミュニケーション研究センター, 教授 (80452176)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
衣斐 信介 同志社大学, 理工学部, 教授 (10448087)
高橋 拓海 大阪大学, 大学院工学研究科, 助教 (40844204)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 移動体通信 / 無線通信 / セルフリーネットワーク / ユーザセントリック通信 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、ユーザの通信品質要求を常に満たすユーザセントリックな通信の実現を目指し、同期などの物理的制約を踏まえた上で、実現可能なセルフリーネットワークの設計を確立することである。本研究は3つの課題により構成され、2023年度は、課題1: 複数CPU・AP・端末間における時間・周波数同期技術の開発と、課題2: フロントホール・バックホール容量を考慮した信号圧縮・復調技術の開発を中心に研究を実施した。今年度の研究成果として、論文誌3編、国際会議2編、国内会議9件を発表した。各成果の具体的な内容としては、まずフロントホールによる歪みを前提とした新たな信号復調技術を開発し、その成果をIEEE論文誌に採録決定した。また、圧縮された信号を倍精度表現に復元することなく受信処理を行う手法を開発し、これをIEEE論文誌にて発表した。本成果は、セルフリーmMIMOで処理負荷の増大が懸念されるCAP処理の負荷低減への応用が期待できる。さらに、上り・下りリンクの同時収容技術として、ネットワーク全二重通信の適用、その設計法について検討した。凸最適化に基づくAP割り当て・ビームフォーミングの同時設計法を考案し、数値シミュレーションにより提案手法が優れた和容量を達成可能であることを明らかにした。さらにネットワークサイズに対して計算量が増加する問題に対処すべく、拡張性のある設計法についても明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
フロントホールによる歪みの影響を考慮した信号処理技術などについて、当初期待していたよりも優れた結果がでており、すでにIEEE論文誌への投稿を済ませるなど、当初の計画以上に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画通り、2023年度に得られた成果を発展させ、実用的なセルフリー通信技術を構築するための基礎技術、理論を確立する。
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