2022 Fiscal Year Annual Research Report
多様な環境騒音を精度よく評価するラウドネスベース評価指標の開発
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22H01648
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
坂本 慎一 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (80282599)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅原 彬子 近畿大学, 建築学部, 助教 (90878175)
米村 美紀 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (90893727)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 環境騒音 / ラウドネス指標 / 主観評価実験 |
Outline of Annual Research Achievements |
交通騒音,都市騒音だけでなく,近年社会的に問題となっている風車騒音,家庭用ヒートポンプ給湯器からの騒音も含め,多種多様な環境騒音を適切に評価するため,ラウドネスベースの新たな環境騒音評価指標を検討する。近年問題が指摘される風車騒音,設備騒音は,純音性の成分を含み,特有の音色を有し,A特性音圧レベルで適切に評価できないものがある。Zwicker及びMoore-Glasbergのラウドネスレベルは,多様な音の大きさ感を適切に評価でき,近年は国際規格に計算方法が規定された。そこで,心理評価実験によって既存評価指標の限界及び本研究で検討するラウドネスベース評価指標の適用性を調べ,さらにラウドネスベース評価指標の分析器を試作して,現技術段階における指標算出の技術的可能性を調べることを目的として本研究を計画した。本年度は,従来指標であるA,C,GおよびZ特性と,本研究で適用性を検討するZwickerおよびMoore-Glasbergのラウドネスレベルを分析できるシステムの試作を開始した。また,これまでに実施した,道路交通騒音,鉄道騒音,航空機騒音,船舶航行騒音,風車騒音に対する大きさ感,うるささ感に関する主観評価実験の試験音をラウドネス指標で評価し,主観評価実験結果と比較することで,実験の再分析を行った。また,鉄道駅を主体とする公共空間における音環境の評価実験も行い,実験データの収集に努めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ZwickerおよびMoore-Glasbergのラウドネスレベルを計算できる評価プログラムの作成に手間取り,研究に遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
ZwickerおよびMoore-Glasbergのラウドネスレベルを計算でき,従来指標であるA特性音圧レベル,C特性音圧レベル,Z特性音圧レベル,G特性音圧レベルと共に評価できるプログラムを早急に完成させる。併せて様々な試験音の収集を行い,主観評価実験に取り掛かる。
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Research Products
(3 results)