2022 Fiscal Year Annual Research Report
平城宮跡・藤原宮跡・飛鳥宮跡における風景の再現・創造・継承に関する計画論的研究
Project/Area Number |
22H02375
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nara National Research Institute for Cultural Properties |
Principal Investigator |
本中 眞 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, その他部局等, 所長 (30113434)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 健吉 大阪観光大学, 観光学部, 教授 (40194584)
内田 和伸 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 文化遺産部, 部長 (30249974)
吉川 聡 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 文化遺産部, 室長 (60321626)
石橋 茂登 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 飛鳥資料館, 室長 (90311216)
林 正憲 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 室長 (10360851)
岩戸 晶子 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 企画調整部, 室長 (50359444)
西田 紀子 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 室長 (80359447)
前川 歩 畿央大学, 健康科学部, 講師 (60711984)
高橋 知奈津 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 文化遺産部, 主任研究員 (00516601)
惠谷 浩子 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 文化遺産部, 主任研究員 (00470287)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 遺跡 / 風景 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、平城宮跡・藤原宮跡・飛鳥宮跡の3遺跡とその周辺地域を対象とした「遺跡の風景」の再現・創造・継承のプロセスの追跡、および計画論的視点による分析や、国内の他の遺跡との比較を通じて、可変的で振幅のある「遺跡の風景」に価値を問うとすれば、どのような指標の下に問うべきなのか、「遺跡の風景」を将来に望ましい形で伝達するためには何が必要なのかについて、ひとつの解を導き出すことを目的としている。令和4年度分としては下記a.について研究代表者が、b.からd.について各分担者において取り組みを進めた。 a. 風景写真のデータベース化:平城宮跡・藤原宮跡・飛鳥宮跡とその周辺地域を対象に、奈良文化財研究所所蔵写真のデジタル化を進めたほか、1970 年代に撮影した垂直航空写真を収集して蓄積した。 b.「遺跡の風景」の“3 類型”の分布の変容に関する追跡:3遺跡とその周辺地域におけるそれらの分布状況と変容の追跡を進めた。 c. 変容の要因の把握:a、b を踏まえ、変容を生んだ正・負の社会的要因、「遺跡の風景」への地域住民・国民の理解増進の要因について分析を進めた。 d.“4つの設問”に基づく分析:①マスタープラン(構想・基本計画)の策定/ヴィジョンの提示、②遺跡の保存措置が及ぼした影響、③遺跡の活用施策が及ぼした影響、④運営体制の進化の観点から、「遺跡の風景」の再現・創造・継承のプロセスを分析を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究期間において開催を予定している研究会に向けて、各分担者において取り組みを進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
予定通り、各分担者において取り組みを進め、研究会実施をおこなう。
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