2022 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22H03011
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
小黒 草太 東北大学, 大学病院, 講師 (50383716)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高瀬 圭 東北大学, 医学系研究科, 教授 (60361094)
石幡 浩志 東北大学, 歯学研究科, 助教 (40261523)
権田 幸祐 東北大学, 医学系研究科, 教授 (80375435)
太田 信 東北大学, 流体科学研究所, 教授 (20400418)
中村 保宏 東北医科薬科大学, 医学部, 教授 (80396499)
大田 英揮 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (40586905)
佐藤 友美 東北大学, 大学病院, 助教 (80746149)
鎌田 裕基 東北大学, 大学病院, 医員 (00789836)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 運動器 / 塞栓術 |
Outline of Annual Research Achievements |
アイビーテック(千葉県成田市)において、コンプライアンスを遵守しながら、獣医師が実験を補佐できる環境で、ブタ2匹の試験を行った。動物用麻酔器による全身管理を行い、デジタルサブトラクションシステムを有する血管造影システムで実験を行った。まず、事前に準備したブタ慢性関節炎モデルに対して、血管造影にて異常血管を確認後,マイクロカテーテルを用いて責任病変となる血管を選択し,バリウムで作成したマイクロ粒子を注入し造影した。その後、高分解能マイクロX線CTを用いて,新生微小血管の三次元的構造のデジタル情報を取得した。3次元的デジタル情報をもとに、Ansys fluentを用いて3次元の流体モデルを作成することに成功した。30個までの塞栓物質を注入したときのシミュレーションを行うこおができた。
同時に、小粒子径金ナノ粒子(Φ2nm)でチエナムへの標識ができることに成功した。高分解能マイクロX線CTを用いて、チエナムへ含有する金ナノ粒子の量によるCT値の違いを確認した。物質の安定性に関して、実験を繰り返した。
また、微小動静脈奇形へのチエナムの有効性に関する検討を含んだ論文を発表した。 Tannai H, Oguro S, Nagao M, Ota H, Takase K. High-flow arteriovenous malformation in the finger with transvenous ethanolamine oleate sclerotherapy using an arterial tourniquet and microballoon occlusion: A case report. Radiol Case Rep. 2023 Mar 20;18(5):1973-1977.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
チエナムと金ナノ粒子の混合物は完成したが、安定性にかけるため、現在、様々な配合での混合物で安定性を確認している状況である。安定したゴールドチエナムが完成し次第、動物実験に進む予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
高分解能マイクロX線CTで造影された微小血管の3Dデジタル情報に対して,Ansys fluentを用いて,カテーテルの最適な形状,太さ,塞栓物質の種類,大きさを検討する.同時に,小粒子径金ナノ粒子(Φ2nm)を標識したチエナムの安定性向上を試みる.金ナノ粒子によるチエナムへの塞栓と溶解機能への影響を確認する.
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Research Products
(1 results)